咲くマリーゴールドは君を見ている(10月24日)

 6月に環境委員会の生徒が植えたマリーゴールドがきれいに花を咲かせています。当たり前のように咲いているマリーゴールドですが、酷暑の夏休みに枯れてしまったものも少なくありません。9月の学校祭の時期になっても元気はありませんでした。「今年は駄目かな・・・」そう思っていたら、こんなにきれいに花を咲かせてくれました。
 普通にそこに咲くマリーゴールドのそばを長距離走の生徒がつらい顔で通り過ぎていきます。マリーゴールドは彼らに声をかけます「負けるな」と。
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Stand up(10月18日)

二日間の中間テストを終えた午後、体育館で芸術鑑賞会を行いました。毎年、市から補助をいただき本物の芸術を鑑賞するものです。今年は、京都の「わらじ座」という劇団による『Stand up』という劇を鑑賞しました。
 
バスケット部が大好きで、次の大会で絶対に優勝するとはりきっていた主人公、あきら。練習を終え、友だちといつものようにおしゃべりをしながら帰る途中、大型トラックと衝突し病院に運ばれました。幸い命はとりとめたものの、あきらは脊髄を損傷し、下半身が動かなくなってしまいました。あんなに明るく、あんなに大きな目標をもっていたあきらが、
「帰れよ!」
「出て行ってくれ!」
友だちやお母さん、病院の先生にもいら立ち、神経の通わない自分の足を何度も何度もこぶしでたたく毎日を送り、生きる希望さえ失いかけていました。
そんなあきらに、幼なじみのけいが、以前に学校で話を聞いた谷口さんを紹介し、その谷口さんが見せてくれたものが、車椅子バスケットでした。
 
これはバイク事故で車椅子生活になり、そこから4期連続でパラリンピックに出場した神保康広さんをモデルにした劇です。子どもたちは、これを真剣な表情で観ていました。何を思い、何を感じてくれたでしょうか。お礼の花束とともに、
「どんな困難にも立ち向かっていきたいと思います」
と言った生徒会長の言葉。帰られる時に、
「観てくださっている生徒さん、とてもよかったです。きっと何かを感じてくれたと思います」
とお礼を言われた劇団の方々。それらが、この時間の大切さを物語っているように思います。
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日々の積み重ね(10月17日)

中間テストが始まりました。
学校祭一色で始まった2学期でした。たくさんの感動とすてきな思い出を残して幕を閉じましたが、気がつけばもう秋も深まってきています。そこで燃え尽きたままの人はいませんか。
 
問題用紙が配られ、黙々と解答用紙に向かう姿はもちろん真剣そのものです。しかし、実際にはもうテストは始まっていることに気づいているでしょうか。職員室や教室にこんなふうに高く積まれた問題集を見かけます。テスト勉強に活用し、これらもテスト範囲に入っています。テスト当日のがんばりに加え、こうした課題への取組や、もっと言えば、日々の授業への向き合い方もテストにつながっています。1冊の問題集は薄くても、こうやって積み重ねれば高くなるように、毎日の小さな積み重ねはいつかは大きな力となってくるはずです。そんな努力を大切にしてほしいものです。

朝礼(10月15日)

 

10月15日朝礼校長講話

後期委員長選挙を行いました。(10月12日)

今朝は、秋を飛ばして冬を感じるような寒さとなりました。登校時には「寒い、寒い」とつぶやきながら校門を通り過ぎる生徒が何人もいました。
そんな寒さに震える朝とは一転し、6時間目に行われた委員長立会演説は熱い気持ちがぶつかり合いました。
「自分たちからあいさつができる学校にしたい」「広報委員会でつくっている新聞を変えていきたい」など、自分の思いを自信をもって演説することができました。すでに当選が決まっている生徒会執行部の生徒と共に活躍してくれることを期待しています。
今日から部活動中止期間です。来週の中間テストに向けて、しっかり学習に取り組めるとよいですね。特に3年生にとっては、大切な2学期です。
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