思いをはせながら(4月3日)

子どもたちにとっては「春休み」は3月も4月も同じかもしれませんが、私たちにとっては、それを大きな違いがあります。4月になると教職員が入れ替わり、新しい組織がスタートします。子どもたちへの発表は入学式・始業式ですが、もう担当学年もクラスも決まっています。そして、連日、今年一年間の弥富中学校のさまざまな活動を進めていくための基本方針などを話し合ったり、子どもたちを迎えるために準備をしたりしています。
 
今日は会議が午後から予定されていたので、午前中に教科書の準備をしました。その部屋へ入ると、真新しい、まだインクのにおいのする教科書が山のように積まれていて、その数を数えたり汚れや折れがないか確かめました。また、自転車置き場にも数人が出ていました。こちらは、子どもたちが利用する自転車のタイヤ止めのボルトが緩んでいないかひとつひとつ確認しながら、緩んでいるものはぎゅっと締めていました。どちらも地道で手間のかかる作業ですが、先生たちの顔は笑顔でした。きっと、これから出会う自分のクラスの子たちを思い浮かべているんでしょうね。
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NEW弥富中スタート(4月2日)

職員室に緊張した顔が並びました。今回の定期人事異動で新たに10名の先生が弥富中学校に着任しました。

「○○中学校から来ました」
と元気なあいさつ。
「早く弥富中学校に慣れがんばりたいと思います!」
と力強いあいさつ。
そのたびごとに温かな拍手が続きました。着任した10名の経験や経歴はばらばらですが、「弥富中学校の子のために」というめざしている方向は同じです。きっといい一年になる、そんな予感がしました。
 
どんな先生かって?それは、ヒ・ミ・ツ。5日の入学式・始業式を楽しみにしていてください。

出会いと別れ(3月30日)

今年の春はずいぶんあわてん坊のようです。北陸地方の大雪、このあたりでも厳しい寒さが続いた今年の冬が終わったかと思ったら、一気に春本番、日によっては初夏のような暑さを感じる日もあるほどです。
 
そんな中、本日、新聞やインターネットに教員の定期人事異動が発表されました。新聞には載らない講師や支援員も含め10名が弥富中学校から転任、退職することとなりました。本来なら、これまでご支援いただいた保護者や地域の方々、そして子どもたちにお別れとお礼を申し上げるべきところですが、それをする場もなく失礼することをお許しください。期間の長短はありますが、学校をかわる誰もが「弥富中はいい学校だった」「もっといたかった」と口をそろえて言います。しかし、子どもたちに成長し続けることを説き、夢に向かって走り続けることの大切さを語ってきた私たちが、後ろを振り返るわけにはいきません。それぞれの思いを胸に新天地でその力を発揮することを誓いました。
正門の脇にある桜が満開だったその花びらを名残を惜しむかのように春風に放てば、その根元には鮮やかなタンポポが競うように花を咲かせています。ここでも交代の時期がやってきたようです。ありがとうございました。

待ってるよ!(3月20日)

あいにくの天気になりましたが、心がはずむ時間を過ごすことができました。今日は小学校の卒業式で、校区の4つの小学校にそれぞれ出席させていただき、その卒業をお祝いするとともに、4月から弥富中学校に入学する子たちの晴れやかな姿を見させていただいたからです。
どの学校も中学校とはまた違った厳粛な雰囲気と、小学校ならではの華やかな雰囲気がありました。卒業証書を受け取る姿はとてもしっかりしていて、まさに最上級生の自覚あふれるものでしたし、6年間を振り返る在校生との呼びかけでは優しい目をしていました。
2週間後には、中学校の制服に身を包んだこの子たちを新入生として迎えることができると思うと、今からとても楽しみです。待っています!

 
 

生徒会会則改正(3月20日)

「失礼します」
校長室に生徒会役員5人が入ってきました。
「どうぞ」
とソファに促すと、
「今日は、生徒会会則の改正についてお願いにきました」
とのことです。
生徒会活動は「生徒会会則」というルールにのっとって進められています。しかし、時代の流れとともに合わなくなってくることがあり、その時に改正できるようにその手順も定められています。今回の改正は、役員の改選時期が2月と10月と定められていますが、今年でいえば3月と9月というようにずれています。そこで、それに合わせるための改正です。
しかし、改正の手続きはそんなに簡単ではありません。
①生徒議会で3分の2以上で可決
②全会員の4分の3以上の承認
③校長の承認
という手続きが必要です。生徒会役員の人たちはそれを丁寧に進め、最終段階として来てくれたわけです。
もちろん、承認しました。選挙権が18歳に引き下げられた今、中学生といえども、3年後には国を左右する選挙に一票を投じることになります。生徒会運営はまさにその練習です。会則をしっかり読み、それにしたがって生徒会活動を進める役員を頼もしく思います。また、各クラスでこのことについてしっかりと考えて意思表示をしてくれた生徒会会員である一人一人もすばらしく思います。