食欲の秋(10月4日)

 「わー、栗ご飯!美味しそう!」
 ご飯の食缶をあげると歓声が聞こえてきました。
 今日の給食は、
 *秋の五目ご飯  *コロッケ  *かき玉汁
 *ほうれん草のおかか和え *牛乳
 でした。

 秋の五目ご飯には、栗をはじめ鶏肉、にんじん、しめじ、油揚げと具だくさんで彩りも鮮やかで、食欲をそそられました。給食では、季節の野菜や果物がとても工夫されて提供されています。秋を存分に堪能できたと思います。
 
今日は中秋の名月。空にはまん丸の月が、明るく輝いています。
  いろいろなもので、日本の四季を感じ、楽しむことができるといいですね。
秋の給食

公約実現(9月27日)

「公約実現」と書くと、なにか政治の話のように聞こえますが、実は弥富中でのことです。
 
「あれ、今日のそうじの音楽、いつもと違うなぁ」
そんな声が聞こえました。そうじの時間のことです。実はこれ、「α(アルファ)波」ミュージックです。なぜ、それがそうじの時間に流れたかというと、3月までさかのぼります。卒業式で3年生を送り出した後に行われた「前記生徒会委員長選挙」で、今の放送委員長が立候補した時に掲げた“公約”で、
「僕は今年度の後期に放送委員長を経験し、α波ミュージックを途中までしか進めることができませんでした。しかし、しようとしたことを中途半端にしておくのはいけないと思い、もう一度立候補しました。僕が放送委員長になったら、…(略)…皆さんが清掃に集中しやすくなるようにα波ミュージックを流したいと思います。…」
と言っていました。二期にわたってやろうとした公約が、今日、実現したのです。
そうじに対してのα波の効果は分かりませんが、このような高い志をもって委員会活動に取り組んでくれる子の存在は、確実に心を穏やかに心地よくしてくれました。

命を感じる日(9月26日)

朝夕はめっきり涼しくなりましたが、今日は日中はだいぶ暑くなりました。
「そういえば、あの日も暑い日だったなぁ」
子どもの頃、今日、9月26日が暑い日だと、必ずこんな会話を耳にしたものでした。今から58年年前の今日、伊勢湾台風がこの地を襲い、大きな被害をもたらしました。一夜明けた次の日の学校日誌には次のように記されています。
「昨夜の台風の被害は想像を絶するものあり、本校生徒にも六名(一年3名、二年3名 ※実際には実名が記されています)の犠牲者を出す。家屋を流し親族を失う者数多く、本校も平島・前ケ須地区災害収容所となり、収容人数1070名に達す。校長室は災害対策本部となる」
今日は犠牲になられた方の冥福を祈り、半旗を掲げました。
半旗を見上げると、そこには今年の生徒会テーマ「咲かせよう 夢への蕾 無限の挑戦」の文字がありました。きっと皆、大きな夢をもちそれに向かって挑戦し続けていた矢先だったと思います。
 
体育館で、
「タタタタタ、バーン!」
という軽快な音、そして子どもたちの元気な声が聞こえました。跳び箱の授業でした。あの日と同じ暑い日に、躍動する子どもたちから「命」を感じました。

保健集会「Good sleeping」(9月25日)

 本日の朝礼後、保健委員会による保健集会が行われました。1学期の学校保健委員会で,講師を招いて質の良い睡眠について学んだことを、全校生徒に伝えました。

  はじめに、春にとったアンケートをもとに、弥富中学校の生徒の睡眠の実態と睡眠に関しての悩みを報告しました。

  ・ほとんどの生徒は6~8時間の睡眠をとっている(6時間では中学生には少ない)

  ・休みの日と学校のある日の睡眠時間にばらつきがある。

  *寝付きが悪い *熟睡感がない *1日中眠気を感じる  

 寝る1時間前にすることでは、「スマホを見る」が1番多く、「テレビを見る」「勉強をする」「ゲームをする」が続きました。良い眠りを妨げるブルーライトがたくさん含まれているスマホやテレビによって、眠りの質を下げていることが分かりました。  

 そこで、「眠れるからだの作り方」として足裏のマッサージの仕方について、代表の先生に実際に体験してもらいながら紹介しました。生徒も靴と靴下を脱いで実際に自分の足をマッサージしました。

 足の裏は、親指は頭、親指の付け根は首、指の下は肩、足の中心は自律神経のツボになっています。その部分が固くなっていないか、冷たくなっていないか観察しながら行うと良いそうです。  

 夜寝る前に、5分でも足裏マッサージを通してからだをほぐすことで、眠れるからだを作り、質の良い睡眠につながるということです。

  今日の集会が、質の良い睡眠をとることにつながり、子どもたちが、毎日健康に過ごせるようになればと思います。

保健集会資料

明日は何の日?(9月25日)

 学校祭明けの月曜日。とてもさわやかな日です。

 今日は、校長先生が不在のため教頭が朝礼で話をしました。学校祭の感想などの話のあとに投げかけた「明日が何の日か分かる人?」という質問に、ほとんど手は挙がりませんでした。明日は『伊勢湾台風の日』です。

 今から58年前。この弥富の地にも大きな爪痕を残し、多くの尊いを奪った台風です。弥富という土地に住む生徒に、忘れて欲しくない出来事として、伊勢湾台風の話をしました。当時生徒の祖父母の方々が実際に伊勢湾台風を経験され、命を守る行動をとったおかけで、父母の命が、そして自分たちの命が今あることを自覚して欲しいと思いました。

 祖父母の方と同居してみえるご家庭では、この機会に当時の出来事を子どもたちに話してあげて欲しいと思います。そして、水の被害を受けやすい土地だからこそ、いざという時の備えや命を守る行動について家族で話題にしていただけたらと思います。

教頭講話9月25日