5月12日が「国際看護師の日」ということを知っている人は少なくても、その日がある看護師の誕生日だということを知っている人が少なくても、ナイチンゲールというその看護師の名を知っている人は多くいると思います。
毎年この時期に、看護科(全日制)と衛生看護科(昼間定時制)をもつ愛知黎明高校では病院での臨地実習に出かける前の「看護宣誓式」が行われ、そこに出席しました。
白衣に身を包み、一人一人が一本のろうそくを手にし宣誓する姿は、これから始まる実習の不安を感じさせない凛としたものでした。校長先生や来賓の方の祝辞も、ご自身の“患者”としての経験から、看護技術よりも人として患者さんにどう寄り添うかを説いてみえ、心うたれました。
中学校の3年間を終えると、子どもたちはそれぞれの選んだ道へ進んでいきます。そこで何を学びどう成長していくか、こういう機会を通して見ることができとても大切な時間となりました。
式場まで案内してくれたのは本校の卒業生でした。中学校時代と変わらない笑顔で迎えてくれ、
「友達たくさんできました」
「階段で足をくじいてしまって…」
話し方もまったく変わっていませんでしたが、自分のことや家族のことを話すその様子に成長を感じ、着実に夢に向かって歩んでいると、確信できました。