夕日をあびて(6月8日)

すべての子の下校が終わるころ、校舎は西日が当たりオレンジ色に染まります。その西日を校舎より先に受けているのが土俵上で土まみれになっている相撲部のメンバーです。
ご存知のように、相撲部は常設の部ではなく、その時期だけ募集し活動する特設の部です。だから、ST後にまず自分の所属している部の活動を行い、それが終わった後、土俵へ集まって練習をする“二足のわらじ”をこなしている子たちです。
「ガツン」
にぶい音がしました。立会いで頭と頭がぶつかり合う音です。怖さと痛さでこうやってぶつかることができないことが多いので、
「よしっ、いい立会いだ!」
と顧問の先生から声が飛びます。
そんなぶつかり合いを、土俵の外から見守る二人の女子生徒がいました。マネージャー?いえ、生徒会執行部の子のようです。手にはカメラとバインダーを持っています。月曜日に予定している相撲壮行会の取材です。こうしてがんばっている子たちの姿を間近で見て感じたことをしっかりと全校のみんなに伝え、大きな応援につなげてほしいと思います。