県吹奏楽コンクール西尾張地区大会(7月26日)


運動部の子たちが西尾張大会や県大会をめざすのと同じように、吹奏楽部の子たちもめざしているものがあります。それは、毎年豊田市で行われる「愛知県吹奏楽コンクール」です。そして今日、その地区予選を兼ねた西尾張地区大会が名古屋文理大学文化フォーラムで行われました。
弥富中が参加したA編成の部には二日間にわたって37校が参加しました。
【課題曲】
「マーチ・シャイニング・ロード」(木内涼 作曲)
【自由曲】
「タオンガ〜夢への宝物〜」(清水大輔 作曲)
この2曲、どれほど練習したでしょう。来る日も来る日も譜面を見つめ、気づいたことや周りからのアドバイスをすぐに書き込みます。楽譜通りに演奏することがよい演奏と思われがちですが、それならロボットやコンピュータが演奏すれば完璧なものができます。しかし、大切なのは曲の解釈であり、曲想だと言います。弥富中として、この曲をどう聴く人に届けるのか、そこにみんなの気持ちを合わせてきました。
指揮者のタクトが上がり、音が、いや心が一つになった演奏でした。どの楽器がいいとかどのパートがいいとかでなく、みんなが互いの音を引き立て合い高め合った、そんな演奏でした。タクトが下りた時、大きな拍手をいただけたことは言うまでもありません。

結果は「銀賞」。自分たちがめざしていた色とは違いました。涙も流れました。でも「シャイニング・ロード」輝く道をめざしたすばらしい演奏でした。その道は途切れましたが、ここまでともに音楽を通してがんばってきた仲間は、「夢への宝物」であることは、会場に来てくださった多くの家族や先輩がしっかり見届けてくれました。