今日、東海大会に臨んだのは陸上部の二人です。会場となった静岡県小笠山総合運動公園エコパスタジアムは、5万人超の収容人数を誇るすばらしい競技場です。
そのトラックに最初に登場したのが、800mに出場する高嶋くんです。この大きな競技場をも楽しんでいるような落ち着きです。レースも常に2位をキープして、1分59秒97で予選通過を決めました。
次に登場したのが、2年100mに出場した大城さんです。予選最終組に登場し、いつものようにスターティングブロックの位置を決めます。スタート!やや遅れたか。いや、同組の子がよいスタートを切っただけです。その差を少しずつ縮め4位でゴール!各組の2位までプラス二人が決勝に進めます。記録は12秒94。お母さんと一緒に3位以降の選手の記録を調べました。残念ながら100分の4足らず、決勝進出はなりませんでした。
その悔しさから1時間30分後に高嶋くんの決勝です。レーンは一番外側の第9レーン。陸上部の子に聞くと、一番外側は一番前に位置するため他の子の走りが見えないのであんまり好きじゃない、という子もいるそうです。高嶋くんはどうでしょうか。セパレートからオープンコースになって集団になった時にやや後方に位置していました。しかし、これは決勝。レース全体を見渡しながらという感じではなく、必死に食らいついていっている感じでした。結果は、2分02秒98と予選より落としてしまい7位でした。走り終わったあと、しきりに首を左右に振る姿が印象的でした。
しかし後で顧問の分析を聞くと、「2年生対決は制しました」とのこと。東海大会に出場している800mの選手のうち2年生は高嶋くんともう一人だけで、その子に勝ったのです。それを聞いて、来年が楽しみになりました。
楽しみといえば、高嶋くんの表彰が終わったら、すべて終わったはずなのに、二人は帰ろうとはしません。大城さんは100mの決勝を、高嶋くんは全国大会で走るもう一つの種目1500mの決勝を見ていくというのです。二人の目は、もう次のレース、そして来年を見据えていました。頼もしい限りです。