安全に登校できるように(1月24日)

帰りのSTが終わり、下駄箱から自転車小屋に向かおうとした子が、
「えっ?」
と驚いた表情をしました。目の前が白く、あたかも雪が降ったようになっていたからです。
 
これは「融雪剤」といって、道路などの凍結予防のためにまかれている塩化カルシウムです。明日の朝は積雪が予想されるために、あらかじめこれをまくことで雪を積もりにくくしようと市からいただきました。それを校門から自転車小屋、そして下駄箱までと、子どもたちの動線に沿ってまきました。朝の部活動も中止しましたので、慌てることなく安全に登校してくれればと思います。
 
【豆知識】
ちなみに、塩化カルシウムをまくと、なぜ凍りにくくなるのでしょうか。それは、通常、水はO℃で凍りますが、その水に違うもの(正確には不揮発性の物質)が混ざると、水の粒子と粒子の間にそれが入り込み、凍りにくくなります。それを凍らすためにはさらに低い温度が必要ということになり、結果的に凝固点(凍る温度)が低くなるので周りは凍っていても、塩化カルシウムをまいたところは凍らないのです。また、すでに凍ったところに塩化カルシウムをまくと、解ける時に熱を発生させるので、それで氷や雪を解かすことができます。