一番大事な時間(2月19日)

机の上には赤のボールペンだけで、その他の筆記具は出されていないこの時間が、実は一番大事な時間なんです。
今日は、朝からどこのクラスもどの時間も、先週行われた「学年末テスト」や「卒業テスト」の返却が行われました。出席番号順に名前を呼ばれ、一人一人にテストが返されます。緊張の一瞬です。もちろん、真っ先に目がいくのは点数です。これは仕方がないことでしょう。しかし、ここからは人によって違いがあり、その違いこそが、これからを大きく左右するのです。
 
テスト返却のねらいは、もちろん、○や×のつけ間違いや点数の数え間違いを確認することもありますが、もっと大事なことは、多くの子が間違えた問題や重要な問題をあらためて考えることにあります。
「ここに補助線を入れると…」
「これは絶対に忘れてはいけない重要語句ですよ」
「問題集に似た問題があったと思うけど、入試でもよく出る問題です」
と、全部をすることはできませんが、“これだけは”という問題をピックアップして詳しく解説をします。この時に、問題や解答用紙を裏向けていては、自分がどこでどう間違ったか分析をすることができません。もちろん、今回のテストの点数に変わりはありませんが、次のテストでは必ずその違いは生まれます。大事にしてください。