先週は授業参観にお越しいただきありがとうございました。
週が変わり、今日はどんな授業をしているかと回ってみると、多くのクラスで工夫された授業が展開されていました。それは、「より具体的にとらえさせ考える」というものです。小学校は生活科をはじめ体験型の授業を多く取り入れています。それは、文字や言葉だけではなかなか理解が難しいからです。学年が上がっていくにつれて、その割合は少しずつ減り、資料や文字から類推する学習が増えていきます。私たちの生活を考えれば、すべてが体験できるものばかりではありませんから、この類推する力を養うことはとても重要な学習段階です。しかし、あまりにそこへの移行を急ぎすぎると、子どもたちは戸惑います。
そこで、中学校では、可能な限り、具体的に見たり調べたりする活動を多く取り入れるようにしています。今日の授業の中にも、そのいくつかを見ることができました。
<上>
社会科の地理の学習で、世界の大陸を学びます。二人に1つの地球儀を回しながら、大型テレビにはそこの特徴的な自然や動物などが映し出されています。
<下左>
微生物の学習です。学校の周辺で採集した水でプレパラートをつくり、それを顕微鏡で見ています。これも二人に1台の顕微鏡があり、じっくりと観察できました。
<下右>
体育の集団行動の学習です。5、6人の班で行進や駆け足などを号令をかけながら練習しました。それをタブレットで撮影し、すぐにその場で再生し、自分たちの動作の確認をしていました。
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