読書(7月13日)

こんにちは、情報処理部です。

夏休みが目前に迫ってきており、喜びが高まっています。ですが、夏休みには宿題がつきものです。中でも読書感想文は僕の苦手としているもので、毎年苦労を強いられます。どんな本にしようか、書きはじめはどうするべきか、何をテーマにするのかなど、悩みがたくさん存在します。去年は思い切ってミステリー小説の感想文を提出しましたが、とても書くのが億劫でした。

そこで、今年は深いテーマがあり、感動でき、そこから得るべき教訓がきちんと書かれている本にしようかと思います。最初、深いテーマがある本とは何か自分の中で考えてみると、先人たちがずっと考えてきたこと、すなわち物事の本質などに深く切り込んだ哲学書にしようかと思いましたが、読書感想文で哲学書はさすがにどうかと考え直しました。だとするなら、物事の本質に深く切り込み、なおかつ物語性がある本を詮索してみたところ、ゲーテやドストエフスキーの著作にたどり着きました。しかし、ファウストは戯曲作品のため途中で登場人物が突然歌ったり、物語と関係のない部分がたくさん盛り込まれていたりしていたため、この著作で書くのはあきらめました。
ならばドストエフスキーの著作として僕が大好きな「カラマーゾフの兄弟」はどうか。これは神や人間についてドストの考えがあらわされていて、魅力のある登場人物が交錯し素晴らしいドラマに仕上げられています。これならぴったりだと思った僕は、すぐさま読書感想文のプロット作成に取り掛かりました。

読書感想文を書くのは大変ですが、本について考えたり、どのような内容にするのか空想したりするのは、日頃の学校生活で起こる人間関係や勉強での悩みよりもはるかに気持ちのよいものです。さらに読書感想文は自分がその本から学んだことを伝えられるうえに、その本を広めることもできるよい伝達手段の一つでもあります。

中学生最後の読書感想文。精一杯取り組みたいと思います。