中総体県大会5日目-テニス-(7月31日)

今日は一部、電車を使って移動しました。試合会場近くの駅から乗り込んできた中学生4人が、
「これで引退だね」
「うん、おつかれ」
と互いにハイタッチをしていました。負けた悔しさがないといったら嘘になります。目標をもってここまでやってきたからこそ、誰よりも悔しいでしょう。しかし一方で、その苦しい道のりをともに歩んできた仲間とここまで来れたことは、かけがえのない宝物となったことでしょう。ハイタッチをした4人はとってもいい笑顔でした。
 
弥富中の中で、今日も仲間とともに汗を流せたのがテニス男女個人戦です。
〈女子〉
相手は田原中学校のペア。もちろん練習試合も含めて手合わせをしたことがありません。第1ゲームを幸先よく取り、「よしっ!」と思った2ゲーム目から、相手のサーブが決まり始めました。正しくは取れなくなったと言った方がよいかもしれません。それは左利きの選手のキレのあるサーブで、弾んだボールが想定していたバウンドをせずに地をはうように弾み、ラケットの下を抜けていきます。試合後に、
「あんなボール見たことないし、左利きの人がいないので練習もできないんです」
と言っていました。これが県大会なんですね。2ゲーム目以降4ゲームを連取され惜敗しました。
〈男子〉
その女子がスタンドから応援する中、男子の1回戦の相手は豊田の益富中ペアです。
第1ゲーム、第2ゲームを立て続けに取られてしまいました。どうも波に乗れないようです。ゲーム間にペアどうし、そして顧問と言葉を交わし第3ゲーム。このゲームはいいところにショットが決まり、4ー1と快勝!続く第4ゲームは相手に1ポイントも奪われずに4ー0。これでタイです。
しかし、第5ゲームはリターンショットがことごとくネットに阻まれ、相手に奪われてしまい、その流れを引き戻すことなく惜敗しました。