夏休みの最終日に一冊の本が届きました。「保護者トラブルを生まない学校経営を“保護者の目線”で考えました」(永堀宏美 著、教育開発研究所 発行)です。
以前に原稿を書いたことがご縁で「わが校自慢の1枚」の依頼を受けたことがありました。その時に、弥富中学校で昭和57年からつくられている「我が子とともに」はどうかと申し出たら、紙面にしにくかったこともあり採用されませんでしたが、それが今回、このような形で取り上げられました。著者の永堀氏は元牛久市教育委員会委員長で、長く学校と地域・家庭・児童生徒の両面を見てこられた方です。その長堀氏が、「表紙をめくると、『保護者とともに子どもたちを見守るために』との作成意図が、温かい語りかけで示されています。このようなすばらしい手引きが昭和57年からつくられていたことには感動を覚えました」と、「我が子とともに」に高い賛辞を送ってくださいました。そして、具体的に、日課表や最終下校時刻、けがをした時の対応、Q&Aなどをページ写真を交えて紹介してくださっています。
「我が子とともに」をつくった当時、誰も、“保護者トラブルを生まない”など意識していなかったと思います。ただ素直に保護者(PTA)も学校も同じように「子どもたちのために」と思い、ともに手を携えてスタートしたと思います。そしてそれが、今もこうして受け継がれているのです。
弥富中学校に身を多く者にとって普通だと思っているものがこうして高い評価をいただくと、とても誇らしい気持ちになると同時に、これからも絶やさずつないでいかなければ、と思いました。
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