やりたい!(9月25日)

子どもたちを下校させ、職員会議が終わると、いつもが学年ごとに会議を始めます。しかし、今日は、体育主任の、
「明日の準備を少しします」
の声で、皆、外へ出ました。この3連休と雨でグランドに引いてあったラインはほとんど消えてしまっていました。それを明日、一から引いていてはとても時間がかかるので、体育科の先生はその作業にとりかかりました。そして、それ以外の先生たちは、3年生の教室の前に置いてあった重い鉄のパイプを手分けして組み立て始めました。こちらはテントの準備です。最近は簡易テントといって、四隅を引っぱって広げるだけでテントが設営できるものが主流となり、部活動ではほとんどそれを用いていますが、学校祭では来賓用・保護者用・祖父母用など多くの数が必要ですので昔ながらのテントを使います。年配の先生たちは手馴れた手つきで組み立てていきますが、若い先生たちはどう組めばよいのか戸惑っているようです。しかし、みんなで、
「それ、こっち」
「先にこれをはめて、その後にこっちを差し込むの」
とわいわい言いながら、5つのテントの骨組みができました。ここまでしておけば、明日の朝の準備はかなり楽になります。誰も口にしませんでしたが、「明日はやりたい!」という気持ちで一致団結した時間でした。
 
作業を終え、職員室に戻る頃にはきれいな夕焼けが西の空に見えました。明日、体育の部ができるといいな。