広島研修説明会(11月3日)

こんにちは、情報処理部です。

 

 私たち2年生は25日、授業参観の後の6時間目に広島研修説明会を受けました。

 体育館で椅子が並べられ、保護者と一緒に広島研修についての説明を受けました。中学校のうちに広島に行くのは弥冨だけだという話を聞きました。母が広島に行ったのは高校生の頃だったそうなので、中学校のうちに広島に行くことに驚かれました。

 

 その後配付されたプリントの中には、広島学習で学んできてほしいこと、2日間の日程、持ち物などが載せられていました。前のスクリーンでは、私たちが向かうことになる、平和記念公園や、広島平和記念資料館などの画像が表示されていました。1日目での昼食は、戦時中の食事を体験できるそうです。名前は「しげるちゃん弁当」です。私たちの日頃食べている食事と戦時中の食事の違いを感じる機会になると思います。

 しげるちゃん弁当とは、被爆した13歳の折免滋(おりめんしげる)くんが、自分の畑でとった作物で作ったお弁当です。母親のシゲコさんが、破壊された街を必死で捜索し、8月9日早朝に滋くんの遺体と、遺体に抱えられた真っ黒に焼けているお弁当箱と水筒を発見しました。そのお弁当箱が、左上の写真です。滋くんは、シゲコさんのために畑を作っていて、その日のお弁当の中身は、その畑から始めて収穫した作物で作ったおかずになっていました。お弁当の中身は、米、麦、大豆を混ぜて炊いたご飯、じゃがいもと千切り大根の油いためになっていたそうです。シゲコさんは、それを食べることなく死んでしまった滋くんが不憫でならなかったそうです。



 この広島研修説明会では、広島研修があと数日まで近づいてきていることを感じました。「平和」について、改めてよく考える機会にもなると思います。滋くんのような子供が世界からいなくなるように、自分なりに、世界が平和になるためには、と考えてみたいと思いました。



引用:http://www.pct.city.hiroshima.jp/virtualmuseum-i/visit/vit-ex/vit-ex4.html(滋くんの弁当より)