子どもたちが宿泊している江田島は、深夜2時ごろにかなりの雨が降りましたりしかし、それも朝にはすっかり上がり子どもたちの2日目がスタートしました。
こういう宿泊行事で私たちが一番心配するのは「夜、ちゃんと寝られるか」です。それは寝不足だと次の日に体調を崩すのことが多いからです。でも、子どもたちはよく眠れたようで、元気よく、
「おはようございます!」
とあいさつを交わしました。そのあいさつは朝の集いや退所式で所員の方にもすることができ、江田島青少年交流の家を後にしました。
今日、最初の目的地は「大和ミュージアム」です。広島の隣町である呉市は戦時中は海軍工廠(こうしょう)があり戦争の最前線基地でした。そこで、当時の最先端の技術を集めて建造されたのが戦艦「大和」でした。その大和100分の1スケールの大きさに圧倒されました。
その中で、子どもたちが一番足を止めたのが「回天」でした。一人がやっと乗れるだけの小さな潜水艦に弾薬を積んで敵艦に体当たりをするために作られたものです。飛行機を使った特攻隊はよく知られていますが、海戦でも同様の作戦が行われ、尊い命が奪われたことを初めて知りました。