読書の秋(11月13日)

朝晩めっきり涼しくなりました。登校してくる子たちを見ていても、ウインドブレーカーを着ている子が多くなりました。しかし、部の朝練習を終えた子にとっては、それは心地よい風に変わります。ST前の教室を回っていると、どこのクラスも窓を開け、その心地よい風が教室を通り抜けています。
その時間の弥富中で耳に入ってくるのは、風の音と小鳥のさえずりくらいしかありません。どこのクラスも静かな「読書タイム」が進められているからです。
昨今、子どもたちの活字離れが進んでいます。もちろん弥富中でも例外ではありません。本棚からお気に入りの本を探したりページをめくったりすることは、人差し指一本で「ググる」ことにとってかわっています。しかし、だからこそ、学校にいるこの時間だけは大切にしたいと、ずっと「読書タイム」を続けています。教室のロッカーの上には、昨日の委員会活動の時間に各クラスの文化委員がセレクトした本が置かれていました。そこから本を選んだ子も何人かいたようです。こういう活動も「読者タイム」を支えてくれています。ちなみに、その文化委員会が毎月統計をとっている貸出冊数が、先月はこれまでで一番多い181冊となりました。