全校一斉道徳を行いました(12月19日)

1学期に引き続き、ゲストティーチャーをお招きして全校一斉道徳を行いました。今日のテーマは「輝く命」。

 
午前中は、全クラスで自作教材『悲願の金メダル』を使って授業を行いました。テーマは「克己と強い意志」。主人公の名前は、馬渕智子(さとこ)さん。2008年北京オリンピックのソフトボール日本代表選手で、このオリンピックで金メダルを獲得した選手です。しかし、馬渕さんは2004年のアテネオリンピックでは社会人の国内リーグで活躍しながらも、日本代表に選ばれることはありませんでした。ソフトボールをやめようかとも考えた馬渕さんがもう一度日本代表を目標に努力する原動力は何だったのかを話し合いました。
 
午後は、その馬渕さん本人が実際に弥富中学校にお越しになり、「輝く命」をテーマに講演をしていただきました。これは2020年に開催される東京オリンピックに向けて、さまざまな形で子どもたちにオリンピックを身近に感じてもらおうという「オリンピック教育推進事業」の一環で実現したものです。
少しおとなしくもジャニーズが好きな普通の女子中学生が金メダルを獲得するまでは、決して順風満帆な人生ではありませんでした。そこまでには山あり谷ありの人生があったことを子どもたちに語ってくださいました。
午前中に読んだ資料の主人公本人が目の前で、資料では分からない当時の努力や思い、今振り返ってみて大切だと感じることを「本気」で話す内容にはどれも説得力があり、子どもたちは、そのひとつひとつの言葉に耳を傾け、心を揺さぶられました。また、今日は金メダルも持ってきていただき、一人一人が触れる機会もつくっていただきました。
馬渕さんの生き方は子どもたちに勇気を与え、初めて手に触れた金メダルの輝きは、これから自分の命を輝かせていく道しるべになりました。