朝の登校指導。
「おはようございます!」
と子どもたちとあいさつを交わします。これだけで十分にさわやかな気持ちになれますが、今朝はさらによいことが。それも二つも!うれしくてさっそく紹介します。
その登校指導を終え、部活の朝練習を見て回ります。
「おはようございます!」
いち早く、遠くにいる私の姿を見つけて、大きな声であいさつをしてくれるのがソフトボール部です。あいさつだけではなく、練習中の声もとてもよく出ています。そんなソフトボール部はまだグローブをつけず、準備運動をしていました。そして、その時にバックネット近くに置いてあったかごがこれです。お分かりになりますか。ソフトボールが見事に整頓され、かごに収まっています。一流のスポーツ選手が道具を大切にする話はよく聞きますが、弥富中のソフトボール部も十分に一流です。
もうひとつ。これも今朝の話です。8時10分を回ると、朝練習が終わった1・2年生と部活を引退した3年生の登校とで、下駄箱前がごったがえします。そんな中、一人の男の子が下駄箱から自転車小屋へ引き返しました。すると、途中で出会った別の男の子が、
「鍵か?」
「うん」
「ほい」
と、持っていた自転車の鍵をほうりました。それを片手でキャッチした男の子は、
「ありがとう!」
と、再び下駄箱の方へ走り出しました。ぶっきらぼうな短い言葉のやり取りでしたが、投げた鍵が描いた放物線は、雨上がりの虹よりも美しく見えました。