学校公開日の5時間目。1年生が全クラスで同じ授業を行いました。
黒板には「レーナ・マリア」と書かれ、彼女の写真が3枚貼られています。彼女は1968年にスウェーデンで生まれ、生まれながらに両腕がなく、左脚が右脚の半分の長さでした。そんな彼女を両親は、“普通”の子と同じように育てました。幼い頃には水泳教室に通い、その結果ソウルパラリンピックにも出場し、現在は歌手として世界中を回っているそうです。
そんな経歴を紹介しながら、彼女の両親の育て方、また、彼女自身の生き方を知り、考える授業でした。授業の中で彼女の歌声もBGMとして流れ、それを聴きながら自分の意見をまとめる1年生の授業でした。
これは、来月8日(火)に行われる福祉実践教室の事前学習のひとつです。夏には障害者施設を襲い多くの命を奪うという悲惨な事件もありました。多感な今だからこそ「生きる」「かけがえのない命」「障害とは」等について学ぶよい機会だと思います。