昨日で神無月が終わり、今日から霜月になりました。そして霜月初日の今日は、全校一斉で実力テストを実施しました。
先日ある3年生の子が、「実力テストって、何を準備していいか分からない」と言っていました。なるほど、確かに範囲も広く、単元の指定があるわけでもなく、ポイントを絞った準備は難しいと思います。特に3年生ともなると、中学校に入学してからの既習範囲の膨大さに、準備の心が折れる子がいるかもしれません。
そんな3年生の子に、以前自分が担任した3年生のクラスでこんな話をしたことを伝えました。「定期テストは、習ったことが身に付いたかを確かめるテスト。実力テストは、身に付けたことで何が曖昧になってしまったかを確かめるテスト。人は覚えたことを、繰り返し使うことで身に付けます。だからこそ、1番の準備は日頃から何度も何度も復習をして、記憶を上塗りすること。今回のテストを通じて、日頃の積み重ねの仕方や疎かにしていたポイントが分かり、勉強や生活のの仕方を見直す機会にすることが1番大切じゃないかな。」
今回の結果を真摯に受け止め、問題1つずつの正誤の元にある、自分自身の学習への取り組みについて見直し、明日からの授業や家庭学習への取り組みが一層よくなることを期待します。
ちなみに、話をした3年生の子には、神無月が終わり、きちんと神様が自分の元へ帰ってきていたか、テスト結果が出た後に聞いてみることにします。