広島研修②(11月8日)

広島平和記念資料館へ足を踏み入れた子どもたちは、声を失いました。
「きのこ雲」
入口にあった大きなきのこ雲に目を奪われ、そこからさらに進んだところに展示してあった熱線で皮膚がただれ落ちる人々の姿を見たとたん、原爆の悲惨さを知りました。おびただしい数の展示物をひとつひとつ食い入るように見る姿が、それを物語っています。係りの方に、
「先へ進んでください」
と促されるほどでした。


展示ブースを出たところに、今年の夏にアメリカのオバマ大統領が訪れ、捧げた折り鶴がありました。それを見た子どもたちは、さっきまでの緊張した重苦しい表情から解き放たれ、ふっと笑顔を見せました。平和は人を笑顔にする、まさにその瞬間を見たような気がします。
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