第59回卒業式ーその1-(3月3日)

 

ほころび始めた河津桜が、思わずその花びらをすぼめるような北風の強い日になりましたが、中学校には「春」が訪れました。
 
保護者や在校生に加え、50名近い来賓の方々に見守られながら、3年生211名の卒業式を行いました。担任が一人一人の名前を呼び、それに、
「はい!」
と、しっかりとした返事をしました。たかが「は」「い」の2文字ですが、3年間の思いと、これからへの決意が込められていたように感じました。その声は家族にもしっかり届き、その背中はさぞ大きく頼もしく見えたのではないでしょうか。
学校からは、式辞として、
・変わらないことの「安心感」
・変わる「勇気」
・変えてはならない「人とのかかわり合い」
を、伝えました。そして、教育委員会からは告示を、ご来賓からはご祝辞をいただきました。それらを子どもたちはしっかりと胸に刻んでいました。
 
在校生代表から「伝統のたすきを確かに受け取りました」と送辞を受け、3年生は、その思いも含め学校での思い出やこれからの決意を込めた答辞を述べてくれました。その後、在校生と一緒に歌った校歌はまさにバトンタッチそのものでした。