子どもたちの声と水しぶきの音が今年も、市民プールにこだまする時期になりました。
今日から、体育の授業は「水泳」になり、プールのない弥富中の子たちは、市のバスを出していただき、そこで授業を行います。通常の50分間では着替えと往復の時間で終わってしまうので、水泳が始まると、体育の授業だけは特別の時間割りをつくり、2時間通しの授業になります。ですから、小学校や他の中学校と比べると日数は少なく感じますが、入水する時間はきっちりと確保できています。そして何よりも、弥富市の市民プールはガラス張りの屋根が開閉できる構造になっているので、温水プールではありませんが風や雨の影響をあまり受けずに、小学校のように天候による中止はほとんどありません。ありがたいことです。
今日は1年ぶりということもあり、水慣れが中心で、徐々に、「蹴のび」「ばた足」「プル(手のかき)」などを思い出しながら行いました。見学している子もビート板を準備するなどの補助をしながら授業に参加していました。
水泳の授業(6月29日)
全力で(6月27日)
そんなテストに全力で向き合った子どもたちは、午後には、久しぶりの部活動に、これまた全力で取り組みました。STを終え、外に出た子たちはまず空を見上げ、まぶしそうに目を細めました。そして、ひと言、
「暑い…」
言葉に元気はありませんでしたが、ひとたびスイッチが入れば、やはりそこでも全力の姿が。そんな子どもたちを、梅雨の黒い雲と、夏の入道雲が並んで見ていました。


学習相談(6月26日)
今年から始めたテスト直前の「学習相談」。中間テストに続き、2回目となりました。今日も1年生は家庭科室、2年生は図書室、3年生は音楽室に分かれて、先生に分からないことを質問する時間を設けました。残っていた子の多くは数学と理科に取り組んでいました。マンツーマンというわけにはいきませんが、自分で解きながら、分からないところでは静かに手を挙げ先生を待つなど、「まず自分で考える」という姿勢はできていたように感じました。そして、ほどなくしてその手を挙げたこのところに先生が行き、
「どうした?どこが分からない?」
と声をかけることで、もっていた疑問が解消される大切な機会となっていました。授業ではありませんが、これが今、めざしている「主体的な学び」のひとつの形だと思います。
分かりやすく説明しよう(6月22日)
1年生の教室で、「『好きなもの』を紹介しよう」という授業が行われていました。これは、国語の授業で、教科書の「分かりやすく説明しよう」という単元の学習で、
○身近な生活の中から題材を見つけ、伝える目的や相手を明確にして情報を集める。
○書いた文章を読み直し、分かりやすくするための工夫をすることができる。
という目標の学習です。
今回は、「好きなこと」を紹介するというテーマにしたところ、子どもたちは趣味や部活動などを題材にしました。そして、そのどこが魅力なのか、どういうところが好きなのかを、聞き手であるクラスの子に伝わるようにまず作文を書きました。そして、それをどう組み立てて伝えるとより分かってもらえるかも工夫しました。
発表に入る前に、
○話す=①声の大きさ、②目線、③伝える
○聞く・聴く=①その人らしさ、②声、③目線、④話しぶり
と、視点をはっきりさせました。
少し緊張した様子の発表でしたが、よく練り上げられた内容で、しっかりと発表でき、また、それを聞くことができていました。
黙々と(6月21日)
今日も廊下では「教育相談」が行われました。しかし、その景色は昨日までと少し違いました。昨日までは、授業が終わったら、教育相談の子だけが教室に残り、その他の子は部活動に出かけていましたが、今日から部活動の中止期間ですので、皆、教室に残っていました。
行っていたのは「自習」です。これまで学校評価アンケート等で意見としていただいていた、「もっと学習指導に力を入れてほしい」という声もあり、今年から新たな取組として行いました。本来なら、授業が終わったらすぐに下校し、それぞれの家で自分の計画に沿った家庭学習、テスト勉強をすればよいのですが、残念ながらそれがなかなかできない子が多いのが現状です。そこで、学校で意図的にその時間を設け、「勉強するのが当たり前」という空気をつくることにしました。中間テストの際に行った「学習相談」と同じねらいです。教室に流れたピーンと張りつめた空気、それを自宅で自分の力で出せるようになれればと思います。