最後の委員会の時間(2月26日)

何かにつけて、「最後の」という言葉がつくようになってきました。今日の今年度最後の委員会でした。3年生はすでに終えていますので、1・2年生のみの活動です。委員会によっては教室で後期の活動の反省をしているところもありましたし、いつものように活動をしているところもありました。通りがかった図書室では文化委員が、本の整理をしていました。各クラスに貸し出していた学級文庫を元あった場所に戻す活動です。こうした活動のおかげで、朝の読書タイムも支えられているのだと思いました。
 
1・2年生が委員会活動をしている中、ふと1階に目をやると、教室前の廊下でピンと背筋を伸ばしている子たちがいます。どうやら3年生のようです。そっと近づいてみると、その教室の中では面接練習が行われていました。公立高校受検に向けての練習です。部屋に入ってからの面接で緊張するのは当たり前ですが、こうして待っている時も緊張感をもっていられることは、とてもよいことだと思います。

春告鳥(2月23日)

少しずつ春のような日差しを感じることが多くなってきたような気がしますが、今朝、校門の脇のカワヅザクラの枝に一羽の鳥が留まっているのを見ました。よく見ると少し緑がかった羽をしていました。ウグイスでしょうか。ウグイスは「春告鳥(はるつげどり)」の別名があります。弥富中に春を運んでくれたんですね。ウグイスが羽を休めていたカワヅザクラも、もうだいぶ芽がふくらみ、硬い外側の皮も割れていました。
 
そんな今日、校内を歩いていると、歌声が体育館から聞こえてきました。ひな壇を使っての合唱練習のようです。行っていたのは1年生でした。しばらく前から昼休みに各クラスで練習をしていたのを、今日、初めて体育館という広い場所で練習しました。2階のギャラリーから聴いていましたが、しっかり声は出ていたように思いました。音楽的な修正はまだ必要とのことですが、きっとすてきな合唱に仕上げてくれることと思います。この歌声が響く頃、きっと弥富中が春に包まれることでしょう。

一番大事な時間(2月19日)

机の上には赤のボールペンだけで、その他の筆記具は出されていないこの時間が、実は一番大事な時間なんです。
今日は、朝からどこのクラスもどの時間も、先週行われた「学年末テスト」や「卒業テスト」の返却が行われました。出席番号順に名前を呼ばれ、一人一人にテストが返されます。緊張の一瞬です。もちろん、真っ先に目がいくのは点数です。これは仕方がないことでしょう。しかし、ここからは人によって違いがあり、その違いこそが、これからを大きく左右するのです。
 
テスト返却のねらいは、もちろん、○や×のつけ間違いや点数の数え間違いを確認することもありますが、もっと大事なことは、多くの子が間違えた問題や重要な問題をあらためて考えることにあります。
「ここに補助線を入れると…」
「これは絶対に忘れてはいけない重要語句ですよ」
「問題集に似た問題があったと思うけど、入試でもよく出る問題です」
と、全部をすることはできませんが、“これだけは”という問題をピックアップして詳しく解説をします。この時に、問題や解答用紙を裏向けていては、自分がどこでどう間違ったか分析をすることができません。もちろん、今回のテストの点数に変わりはありませんが、次のテストでは必ずその違いは生まれます。大事にしてください。

テストだけじゃなく(2月14日)

今日から1、2年生の学年末テストです。この学年最後の定期テストということで、どの子もしっかり学習計画を立て臨んだことでしょう。
そんな、テストと連動しているのが、課題の提出です。今日も、テストが終わった教科から、職員室に問題集やワークが運ばれてきました。中まで見ていませんが、きっとしっかり取り組み、自己採点もしてあることと信じています。
 
今日の午後、市PTA連絡協議会の研修会があり、その中で講師の先生が、
「『学習』は、『学ぶ』と『習う』からできています。「『学ぶ』は、『まねる』が語源で、『習う』は反復練習するという意味です」
と言われました。学校の授業で解き方や技術を知り、まずはそれをまねます。そして、それを自分のものにするためには、同じ傾向の問題を何問も解いたり練習したりします。ですから、この問題集やワークはテスト対策のもっとも基本的で重要なものです。テストの点数にだけ目を向けるのではなく、こうした取組を大切にしてほしいものですね。

今日も歌声が(2月8日)

昨日は1階から聞こえてきた歌声が、今日は3階から聞こえてきました。そうじが終わった後の時間帯です。行ってみると、1年F組の子たちが教室の後ろのロッカーの前に立ち、手には3年生と同じように青いファイルを持っています。そして、その目線の先には音楽科の先生が。
「はい、じゃ、やるよ」
右手を高く上げると、さっと表情が変わります。でも、歌い出しの部分の声が出ません。
「その声じゃだめ。もう一回いくよ」
次は、声量も増えました。
練習しているのは「3年生を送る会」で歌う曲です。もちろん音楽の授業でも練習していますが、やはり何度も歌うことが必要です。そこで、学年の先生と相談して、この時間にひとクラスずつ指導してもらうことにしたそうです。1年生らしいパワフルな、そして心のこもった合唱に仕上がるのがとても楽しみです。