福祉実践教室(11月7日)

 2年生が広島研修をしているとき、1年生は様々な人を理解するための学習を行っていました。
  午前には「認知症サポーター養成講座」を受けました。弥富市内には、約1000人弱の認知症患者がいると推計されているそうです。認知症について正しい知識を身に付け、中学生が認知症の人と出会ったときに、どんな対応ができるのかを学びました。
  午後からは、弥富市社会福祉協議会の協力を得て「福祉実践教室」を行いました。開講式のあと、「車いす」「手話」「音訳」「点字」「視覚障害者ガイドヘルプ」「高齢者疑似体験」に分かれて、体験しながら勉強しました。それぞれの講座に、真剣に取り組んでいる姿が、印象的でした。
  誰もが認知症になったり障がいをもったりする可能性があります。認知症の人もそうでない人も、障がいのある人もない人も、みんなが笑顔で毎日を送ることができるために、まず偏見をもたないこと、そして出会ったときに何か手助けが必要かどうかを聞き、必要な手助けが当たり前にできる大人に育って欲しいと思いました。
認知症サポーター 音訳
高齢者疑似 車いす

幼保小合同避難訓練(11月2日)

「天災は忘れたころにやってくる」
 
この地域に巨大地震が発生し、その後、津波の恐れがあるという想定で避難訓練を行いました。しかも、同じ想定で、弥富中学校の周辺にある大藤保育所、はばたき幼稚園、大藤小学校も訓練を行い、最終的にはこのあたりで一番高い建物である弥富中学校に避難をするという訓練です。
 
地震が起きたとう想定時刻からしばらすると、はばたき幼稚園の子が手をつないでやってきました。年少児は乳母車に数人ずつ乗って先生がそれを押しての避難です。ほどなくして、大藤小学校、そして、救命胴衣をつけた大藤小学校の高学年の子の手をぎゅっと握った大藤保育所の子たち。みんな、神妙な表情です。着いた子たちから順々に校舎の3階に避難をします。そこに、一旦、運動場に避難した中学生が合流します。「少しでも高いところへ」という鉄則通り、教室はもちろん、廊下にもぎゅうぎゅう詰めですわりました。想定していたよりも多くに子が避難できるということが分かりました。
 
昨年に続き2回目ですが、新たな発見や改善点も見つかりました。これを実際につかうことがないことを願いますが、いざという時に子どもたちの大切な命を守るために、しっかり取り組んでいきたいと思います。

長距離走大会(10月26日)

午前中の「優しい日差し」は、午後になると「暑さ」を感じるようになりました。例年の持久走大会だと、各ポイントに立つ先生たちもしっかり着こんでいくところですが、今日はその必要がないほどのコンディションとなりました。
グランドの南側にまだ水が残っていたので、距離が変わらないように校舎側に寄せたトラックを1周し学校の外へ出ます。行く先々に、保護者や家族の方々がみえ、
「がんばって!」
と温かい声援を送ってくださいました。その目の前を少し照れくさそうに通り過ぎた子どもたちの額には大粒の汗が光っていました。大藤小学校を過ぎると、今度は長い北向きの道になります。いつもはここからは北風との戦いですが、今日は風もまったくありませんでした。そんな中を、どんどんペースを上げる子、わき腹を押さえ顔をゆがめる子、抜かれそうになると猛然とスピードを上げる子など、それぞれ自分の力に応じた走りを貫き、参加者全員が女子は3.6km、男子は6.4kmを完走しました。
そんな子どもたちをお日さま以上に優しく、温かく迎えてくれたのがPTAの役員の方々です。学年ごとに長机を用意し、子どもたちが握り締めた順位カードを引き換えにジュースとクレープを渡してくれます、
「おつかれまさ」「がんばったね」
という言葉も添えて。
 
今、これほどの長い距離を走る学校行事は他ではあまり見なくなりました。しかし、ふざけ半分で走る子もなく、行き交う車も子どもたちの走りすぎるのを待ってくださる、そんな心温まる行事だからこそ、これまでずっと続いてきたのだと思います。ありがとうございました。

通知表を手に(10月6日)

今日、前期の通知表を子どもたちに渡しました。
6時間目に、クラス全体に話し合いやプリント学習の指示を出した後、一人一人を廊下に呼び、通知表を渡しました。
 
通知表は夏休み前にも渡しましたが、それは国語・社会・数学・理科・英語という比較的授業時間の多い教科でした。技能教科と呼ばれる、音楽・保健体育・美術・技術家庭は、授業時間があまり多くないので、1学期末ではなく、ある程度学習を進めたこの時期に評価・評定を出しています。ですから、今日渡した通知表にはすべての教科はもちろん特別活動、総合的な学習、所見などが記されています。さて、その内容はどうだったでしょうか。
神妙な表情で担任の先生の前に行き、差し出された通知表に目を落とします。一気に表情が明るくなった子、逆に、「はぁ」とため息をもらした子。その様子は人それぞれでした。
しかし、あくまでもこれは「前期」までの学習や学校生活を評価したものです。まだ半分残っているわけですから、よいところはさらに伸ばし、思うような結果が出なかったところはその原因を直していくことが大切です。そのための通知表です。ご家庭でもそんな視点でご覧いただけると幸いです。

感動を再び(10月3日)

もう子どもたちはすっかり気持ちを切り替えて学習に取り組んでいるのに、いつまでも学校祭の話題で申し訳ありません。

先週、広報委員会が2度にわたり臨時に集まりをもちました。それは壁新聞を作るためです。もちろんテーマは「学校祭」。いつもが学年ごとにアンケートをとってタイムリーな学年の声を紹介してくれていますが、今回はブロックごとに作ってくれました。それが、今、下駄箱前の掲示板に3色並んで紹介されています。子どもたちもそこで足を止め、見入っています。
各学年の教室や廊下にも、多くの写真といっしょに感想文や一言コメントも貼ってあります。
子どもたちの成長の大きなひとこまです。
IMG_6579 IMG_6580 IMG_6578