個別懇談(12月7日)

2学期も残すところ、あと2週間となりました。そこで、2学期のお子さんの様子や冬休みの過ごし方などを、直接お伝えする「個別懇談」が今日から始まりました。短い時間ですが、お子さんにとって、そしてご家族や担任にとって有意義な時間となることを期待しています。その時間内で話せなかったことや、もっと詳しく聞きたい等のことがありましたら、担任にご相談いただければ、別の機会を設けたいと思います。
 
お仕事等で忙しい中お越しいただく懇談ですが、できればその前後に少し時間をとっていただけるとよいかと思います。それは、懇談にあわせ、それぞれの学年が廊下にいくつかの掲示や展示をさせていただいたからです。教室の出入口に張ってある「2学期の目標」はすでに授業参観などでご覧いただいていると思います。どうでしょうか、目標は実現できていそうですか。
そして、それに加え、
1年生=美術作品「美術のはじまり、壁画を描こう」
2年生=美術作品「広島研修、平和のTシャツをデザインしよう」
3年生=進路資料
がありますので、よかったら足を止めてご覧いただけると幸いです。
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人権について考える(12月3日)

朝礼の時間をコンパクトに終え、今日は人権担当の先生から話を聞きました。
 
スクリーンに『みえるとか みえないとか』(ヨシタケシンスケ 作 伊藤亜紗 監修)の絵本を映し、ゆっくりとした口調で語り始めたそれは、宇宙のさまざまな星を調べている主人公が、目がたくさんある人が住む星で「背中が見えないなんてかわいそう」と言われるところから始まりました。普段、自分は「普通」と思っていることが、他の人からは「違う」と思われ奇異の目で見られたり、かわいそうと思われ、変な感覚をもちます。そして一方で、目が見えないからこそ感じるさまざまなものがあることにも気づきます。子どもたちは、落ち着いた表情でスクリーンを見つめ、聞き入っていました。
 
明日から10日までは「人権週間」です。この期間だけではなく常に意識をしなくてはならないものですが、ついつい日常の忙しさや、日常の「普通」に流されてしまっている私たち。だからこそ、今日は全校で人権について考える時間を設けました。
今後、それぞれの学年で中学生が書いた人権作文を読んだり標語を考えたりする活動を通して、人権、とりわけ「個性や多様性の尊重」について考えます。
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技術・家庭科(11月29日)

今週の時間割を見ると、2年生に2時間連続で行う授業がありました。それは家庭科と技術科です。普段は他の教科と同じように1時間ごとに行っていますが、実習や作業を行う時に、それでは時間が足らないので、このように2時間続きの時間割を組みます。
何をしているのだろうと、教室へ行ってみると、家庭科は黙々と縫い物をしていました。
「これ、何つくっているの?」
と小さな声で尋ねると、
「ブックカバーです」
と教えてくれました。2枚の布を重ね、ずれないようにまち針で留め、それを縫っていきます。手馴れた子もいれば、畳職人のように腕を大きく上げる子も。小学校の時に習った半返し縫いで縫っていました。
もう一つは技術科の授業でした。こちらは著作権について学んでいました。黒板の横に大型モニターを置き、子どもたちの机の上にはタブレットが。技術科の中の「情報」という分野です。
 
話は飛躍するかもしれませんが、私たちのいる愛知県は「ものづくり」がさかんなところです。家族の中にもそういう仕事に携わってみえる方も多いのではないでしょうか。そんなものづくりも、中学生の頃に授業でしたこんな体験が導いてくれたかもしれませんね。
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期末テスト(11月26日)

2学期の期末テスト初日を迎えました。いつものことながら、しーんと静まり返った教室に文字を書く音だけが響いています。
1年生は中学校の定期テストにだいぶ慣れてきて、テスト勉強の仕方も少しずつ分かってきたようです。2年生は学校祭・広島研修と大きな行事をしっかり行ってきた分、テスト対策が少し十分でないかもしれませんが、どの子も真剣に取り組んでいました。そして3年生は、いよいよ進路に直結するテストということで、その視線は先を見据えています。廊下に張ってある2学期の目標の見出しには「勝負の2学期!」の言葉が強く記されていて、まさに勝負の期末テストに向き合っていました。
 
そんなテストを終え、明日に向けて多くの子が家路を急ぐ中、図書室に残って「学習相談」をしている子も多くいました。数学や理科を中心にプリントや問題集に取り組む中で、
「先生、これってどうやって考えるんですか?」
と質問をしていました。授業では分かったつもりでも、いざ問題を解いてみるとどう手をつけたら分からないことはよくあります。それをそのままにしておかず、こういう機会をうまく利用してテストに臨むことはとてもよいことです。先生たちも大歓迎です!

教育相談(11月19日)

5時間目。廊下に1組の机といすが運び出されました。自習している教室の中の様子が見える側に担任が、それと向かい合うように子どもが座り「教育相談」が始まりました。
ひと言で教育相談と言ってもその内容はさまざまです。3年生のこの時期はどうしても進路が中心となります。
「コンコン」
「はい、どうぞ」
「失礼します」
入試の面接で生かせるように、この機会を利用して教室からそのいすに座るまでの練習をしているクラスもありました。
「どれくらい勉強しているの?」
そんな会話が聞こえました。
一方、1、2年生は勉強もですが、
「どう、最近、気になっていることはない?」
と友人関係や部活動など、子どもたちが抱えていることに目を向けています。もちろんこの教育相談で一人にかけることができる時間はとても短く、この中で解決することは無理ですが、「先生に相談すればいいんだ」「先生、気にかけてくれてたんだ」と思ってもらうことで、また別の機会に、
「そういえば、あのこと、どうなった?」
と声をかけることもできます。今日から始まった教育相談がそんなきっかけになることを願っています。