広島平和記念公園に着いた子どもたちは、まず原爆ドームを正面に見る元安川のほとりに歩を進めました。被曝のシンボル的存在の原爆ドームに歌を捧げるためです。これまで写真やインターネット上でしか見たことのなかったそれはとても大きく子どもたちに迫りました。だからこそ、その鉄骨がむき出しとなった姿が痛々しさや戦争の悲惨さを訴えていました。
その原爆ドームにずっと練習をしてきた「HEIWAの鐘」を捧げます。(原爆ドームの写真をクリックすると合唱をお聞きいただけます)
今日の平和記念公園は大勢の人たちが訪れ、あちらこちらからさまざまな声が聞こえていました。しかし、動画をご覧いただいても分かるように、それはしたいななくなり、歩いていた人も立ち止まって聴き入ってくださっているのが分かります。そして、歌い上げたその瞬間、拍手が子どもたちを優しく包みました。
その後、ガイドボランティアの方々にいろいろな場所を案内していただきました。そこで聞くこと、そこで目にするものは、私たちの知らないことばかりでした。でも、子どもたちはそれにまっすぐ向き合い、心に刻み込んでいました。(こちらも写真をクリックするとスライドショーでご覧いただけます)
広島研修1日目②(11月8日)
広島研修1日目①(11月8日)
2年生の子どもたちを乗せた新幹線は定刻に広島に着きました。ここ数年で建て替えた広島駅は、
「思っていた広島のイメージと違うでしょ」
と言われるほどきれいな街でした。
そこから平和記念公園へ向かうバスの中で「しげるちゃん弁当」をいただきました。しげるちゃん弁当とは、被災地から見つかった真っ黒に焦げた弁当箱の持ち主、折免滋(おりめん しげる)くん、(当時中学1年生)のお弁当を再現したと言われるものです。食べ盛りの現代の子どもたちには物足りない量、味ですが、少しでも当時の様子を感じてほしいという思いで、ずっとこの広島研修1日目のお弁当として体験しています。
「おいしいじゃん」
という声も聞かれましたが、おそらく、今風に味付けもしてあるからだと思いますが、あっという間に食べてしまう量でした。(子ともたちがお腹を空かせてはいけないという配慮で、おにぎりを1個加えてあります)
そして、子どもたちは1日目の目的地、広島平和記念公園へ向かいました。
あと1日(11月7日)
「あと1日」
そんな文字がありました。2年生の広島研修がいよいよ明日に迫ってきました。
MR前にあるホワイトボードに作文が拡大され貼ってありました。それは昨年度の平和祈念式典で読まれた小学生の子の作文でした。題は「平和への誓い」。中ほどにこんな言葉がありました。
平和を考える場所、広島
平和を誓う場所、広島
未来を考えるスタートの場所、広島
とかく私たちは、「広島」というと「原爆が落とされた場所」という過去の事実を結びつけてしまいます。しかし、この小学生が言うように、そうした過去を知り学ぶことで、「これから」を考える場所なんですね。
明日、いよいよその他に足を踏み入れる2年生。そこで何を感じてくれるでしょうか?とても楽しみです。
校内長距離走大会(10月31日)
思っていたほどの青空ではありませんでしたが、予定通り、校内長距離走大会を行うことができました。
この大会のねらいは、「長距離走を通して走る楽しさを味わわせ、完走する喜びを体感させる」です。自分の力に応じた速さでゴールまで走りぬくことを基本とし、その中で走ることが得意な子はどんどん上位をねらい、そうでない子は完走をめざします。運動場を何週も走る練習と違って、学校周辺の道路に出ると、道路の凹凸が足から伝わり、吹く風も場所によってその向きを変えます。男子は6.4km、女子は3.6kmのコースには地域の方々も出てきてくださり、
「がんばれー!」
と声をかけてくださっています。走ることの苦手な子には先生が伴走し一緒に汗を流しました。
ここ数日に比べると、風もあり少し寒い日となりましたが、子どもたちはそれぞれのペースで最後まで走りぬきました。女子の最後尾を走っていた先生が、
「今年は速くて、ついていくのが大変だった」
と汗をぬぐいながら言っていました。そんな走りをしてくれたことをうれしく思います。
ゴールしてくる子を大きく手を振って迎える見学している子。笑顔で順位カードを渡す係の子。そして、子どもたちのためにジュースとクレープを用意してくださって、ここでも、
「がんばったね」
とねぎらいの言葉をかけてくださったPTA執行委員・正副委員長の方々。そんな人たちに支えられた大会でした。
PTA自転車点検(10月31日)
ご存知のように、弥富中学校は全員が自転車通学をすることが可能です。また、南北に長い校区で自転車は子どもたちの通学にとって大切なものです。しかし、日常の様子を見ていると、キーキーという金属音を鳴らしながら走っている子やタイヤの空気が少ないまま走っている子をよく見かけます。
そんな子どもたちの自転車を一台一台、ペダルを回してチェーン(ベルト)の具合を見たり、ブレーキの効き具合やベルなどを丁寧に点検していただきました。また、空気の少なくなっているタイヤには空気も補充していただきました。修理等が必要な自転車には黄色のカードが付けられましたので、早めの点検や修理をお願いします。

