昨日は始業式と学級活動のみの半日でしたので、本格的に授業やその他の活動が始まったのは今日からでした。
多くの教室には、冬休みに書いた書き初めが後ろの掲示してありました。そんな3学期ならではの教室風景と思いきや、
「ピー!」
と笛の音が聞こえてきます。これは、実力テストの開始の合図です。いよいよ受験モードに入ってきた3年生にとって、さまざまなことが“受験”に関連づきます。公立高校の入試に合わせ、5つの教科をそれぞれ45分で行います。チャイムが他の学年の授業にあわせて50分で鳴るので、チャイムの5分後に1階の廊下で鳴る笛を合図に始めるわけです。
5教科の実力テストを終えた3年生は、6時間目は学年集会で進路担当の先生から、これからの日程や心がまえなどを聞き、気持ちを引き締めていました。
3学期が本格始動(1月10日)
学期末二景(12月21日)
今学期も残すところあと2日となりました。明日は終業式と学級活動ですので、授業や給食は今日が最終日です。
どこの学年も学年集会を行い、2学期のさまざまな活動を振り返る中で感じた子どもたちの成長と、そこで見えてきた「もうちょっとここのところを」という点を話していました。また期間としては短いものの、クリスマス・大みそか・お正月とイベントが盛りだくさんの冬休みだからこそ気をつけてほしいことも、生徒指導担当の先生から話しました。
午前中のそんな活動を終えた子どもたちの、今日一番のお待ちかね、給食の時間です。2学期最後ということで「セレクトバースデーデザート」でした。前もって希望を出しておいた「メゾンドノエル」と「クリスマスカップデザート」はどちらもクリスマスのパッケージで気持ちもうきうきします。欠席した子のケーキは持っていってあげるわけにはいかないので、それをめぐっての大じゃんけん大会となり、大盛り上がりでした。
そして、その後の大そうじでは一転、日ごろできない机やいすの脚の部分の汚れや扇風機のそうじをしてくれました。天気も味方してくれ、外そうじの子たちも寒さを感じることなくしっかりと手を動かして一年の汚れを取ってくれました。こういった切り替えがしっかりできるのも、子どもたちの成長の表れだと思います。
冬休みに入るとご家庭でも大そうじをされると思いますが、ぜひ、子どもたちにそんな機会を与えていただき、成長した姿をご覧ください。
スマホ→お金→学力そして愛(12月21日)
立ち止まって見入り、思わず笑ってしまいました。広報委員会がつくっている『Let’s learn』です。12月号の特集は「クリスマス」でした。一つ目の質問の「サンタを信じますか?」もほほえましかったのですが、見入ったのは二つ目のQ2でした。
「クリスマスに欲しいものは?」
子どもたちはどう思っているのか読み進んでいくと、1年生は「スマホ」やゲーム機が多くありました。中学生になって買ってもらった人も多くいる中で、まだ持っていない子が欲しいと思う気持ちは分からないでもありませんでした。それが、2年生になると、なんと、全クラス「お金」がトップでした。ゲームから卒業したのかもう持っているからなのか分かりませんが、モノからお金にシフトするのが、しかも全クラスが「お金」という結果に驚きました。では3年生は…。
さすが、3年生!お金というクラスも多くありましたが、「学力」(B組)、そして「愛」(E組)の答えには大爆笑させてもらいました。私立高校や専修学校の推薦入試を受ける子が願書を書き始めたこの時期、クリスマスイブにサンタさんがやってきて「学力」をプレゼントしてくれたら、どんなにうれしいことか。また、目が覚めたら好きな人がそばにいてくれたら…。
気持ちはよ~く分かりますが、自分の力でなんとかしましょうね!(笑)
朝礼ー人権週間ー(12月4日)
12月4日(月)から10日(日)までは人権週間です。今でこそ「人権」という言葉をよく耳にするようになりましたが、まだまだ日本は人権についての意識が他の国ほど高くないのが現状です。だからこそ、こういう機会に身の回りにある人権について考えました。
朝礼の後、人権担当の先生が、自身がアフリカで経験した「マイノリティ」としての差別を、写真を交えて語ってくれました。アフリカへ行けば、日本人はもちろんアジア系の人は“少数派”となり、奇異な目で見られたそうです。その目を私たちは日本国内で知らず知らずのうちにしていないでしょうか。
そんな一例を知った子どもたちは、教室へ戻り、今度は同じ中学生が書いた作文「全国中学生人権作文コンテスト」を題材に、さまざまな角度から人権について考えました。
【1年生】「きれいな心のままで」
【2年生】「真の国際化に向けて」
【3年生】「手伝えることはありますか」
自分と同じ学年の子が書いた作文ですので、共感できる部分も多くあったようで、子どもたちは真剣に読み、プリントに感想を書いていました。
人権は特別なことでもなんでもなく、日常の身近なところにその事例はたくさんあります。それに気づくだけでも大きな一歩だと思いますし、自分にできることを少し行動に表すだけでも世の中はずいぶん変わるのではないかと思います。
技能教科がおもしろい(12月1日)
体育館から、
「面!」
「すね!」
の声が聞こえてきます。今年もなぎなたの授業が始まりました。なぎなたは平成6年の「わかしゃち国体」で弥富市(当時は弥富町)がなぎなた会場になったことをきっかけに市民スポーツとして取り入れられ、学校の部活動や体育の授業に組み込まれました。体育の先生も研修会に出かけていますが、市からも講師の先生を派遣していただきその指導を受けています。
そんな体育館の声を遠くに聞きながら、北校舎を歩いていると、調理室からはよい匂いが、木工室からは小気味よいかなづちの音が聞こえてきます。
調理室では3年生が乳児のための「離乳食」を作っていました。米粉を練ってそこにじゃこをすりつぶして入れて焼くというものです。歯がまだ生えていない乳児に栄養価の高いものを、という意図で考えました。
木工室では1年生が、1枚の板を設計図(製図」通りに切り、それを組み立てて本立てを作っていました。部材をカットする段階は終え、今日は、それを釘で打つ作業や、側面の板に糸のこ盤で細工を入れていました。
かつて、男子が技術科、女子が家庭科と別々に行っていたのは遠い昔のことで、今はともに男女共修です。将来、家庭をもった時にお互いが助け合うというねらいもこめられており、授業も互いに教え合う様子も見られほほえましい時間でした。