プレイボール前に(7月9日)

陸上と相撲をのぞいた多くの部の夏の大会の先陣を切った野球部の初戦をお伝えしたところですが、顧問の先生から、こんな話を聞きました。
「ホームページ、ありがとうございました。実は、あのグランドの整備したのは弥中の子なんです」
「え、そうなの?!てっきり役員や審判の方々がされたと思っていたよ」
「うちの学校が(津島)市営球場に着いたのが7時で、まだ役員の人たちも相手のチームも誰もいなくて。だから、レギュラーの子たちは負担の少ない内野にしましたが、控えの子たちが広い外野などをみんなで水を吸い取ってくれたんです」
 
先のサッカーワールドカップで、日本代表の戦いぶりもさることながら、試合後のロッカールームがきれいに整頓されていたことがネット上で話題になっています。3対1で勝利を収めた試合に臨む前に、弥富中野球部の子たちのこんな献身的な行動があったとは知りませんでした。
日頃から野球部の顧問の先生は「誰からも応援してもらえるチームに」という言葉を子どもたちにかけています。それが大事な試合前にできたことをとてもすばらしく思い、と同時に、そんな子たちを誇りに思います。

海部地区中総体1日目(7月8日)

西日本で大きな被害をもたらした雨。そんな雨の心配多くの人が心配している中、違う心配をしていた子たちがいます。野球部のみんなです。目標としてきた夏の大会の初戦を日曜日に控えていたので、やれるかどうか、ずっと空を見上げていたことでしょう。
そんな子どもたちの思いが通じ、試合開始を30分遅らせ津島市営球場でプレイボール!大会関係者のが努力でグランドコンディションは問題ありません。初戦の相手は神守中です。
前半は投手戦の様相です。でも実際には、ランナーを出しながらも、2回は三塁で、3回は本塁でタッチアウトとなる嫌な展開です。でも、攻めて次の塁を狙った結果と、スタンドからも「ドンマイ」の声がかけられます。そして4回裏。2塁打を打ったランナーが3塁で盗塁アウトとなり、なかなか流れを引き寄せられません。しかし、そのあとフォアボールで出たランナーが盗塁に成功し、このチャンスに5番吉田くんが左中間を破る2塁打で待望の先制点をあげました!
しかし、6回に相手チームに1点を返され、試合は振り出しに戻ります。ここが一番の踏ん張りどころだったと思いますが、子どもたちはよく声が出ていました。「自分を信じて!」という声も聞こえました。ベンチからも外野の守備位置に細かな指示が飛び、それを子どもたちは実行し、同点に追いつかれた後の1アウト1、2塁の大ピンチをみんなの力でしのぎました。
そしてその裏。2番からの好打順。内野安打とデッドボールのチャンスで4番に送りバント。それをきっちり決めて2、3塁に。ここで先制タイムリーを打った吉田くんがバッターボックスに。そして、振り抜いた打球はライト前へ!!一挙2点をもぎ取り、このまま3対1で逃げ切りました。
次の相手は佐織西中です。いいチームワークとベンチワーク、それに加えたいい雰囲気。いい形で次へ臨めます。

大切な練習(7月5日)


今日も雨。とりわけ外で活動をする部は、大会に向けての練習計画の修正を迫られています。しかし、無理をさせてもけがにつながりますし、ここは限られた場所でできることを精一杯すらしかないでしょう。
そしてまさにそんな光景を見ることができました。サッカー部です。雨でグランドが使えない時は、ハンドボール部の女子とコミュニケーションホールを半分ずつにして練習しています。ポールを思いっきり蹴ることはできないので、おもに短いパスやドリブルの練習が中心になります。今日もそんな練習をしていました。
そんな傍らで、赤と青のメガホンを持った子たちが、図書室へつながる階段へと上っていきました。メガホンを持つ手と反対の手には折りたたんだ紙が。
「よしっ、じゃ、いくぞー!」
副顧問の先生の号令で、一斉に応援が始まりました。1年生を中心にした控えの選手たちが、この雨を逆手に利用し、応援の練習を始めたのです。時折、ちらっと紙に目を落として応援の言葉を確認するあたりに、初々しいしさを感じます。
サッカー部に限らず、戦っているのはピッチ(コート・グランド)にいる選手だけではなく、チーム全員が一つになることが大切です。いい練習を見せてもらいました。

男子5位、女子優勝!ー西尾張陸上ー(7月1日)

「ただいまのグランドコンディション、気温37℃…」
というアナウンスが流れる中、西尾張陸上大会が一宮市で行われました。各地区の大会を勝ち抜いた選手によるハイレベルな戦いです。

結果は次の通りでした。(丸数字は決勝順位)
【男子】総合第5位
1年100m 脇坂③13秒01
3年100m 二宮⑥11秒98
800m 永田(惜敗)2分14秒42
高嶋②2分08秒07
2年1500m 古橋①4分30秒79
110mH 宮本⑧17秒92
低4×100mR (惜敗)51秒47
4×100mR (惜敗)47秒52
【女子】総合優勝
3年100m 大城①13秒00
200m 伊藤①27秒27
井上④27秒81
1年800m 柴田②2分28秒11
800m 山本③2分26秒46
100mH 川北⑦17秒32
4×100mR ①51秒27
走高跳 大畑④140cm
走幅跳 安井(惜敗)423cm
 
今日は2mを超える風もあり、記録が思うように伸ばせなかった子もありました。反対に、仲間や家族の応援を背によい記録を出した子もいました。そんな一人一人の積み重ねが総合得点となり、男子の5位、女子の優勝へとつながっていきました。女子は昨年に続いての2連覇となりました。
上位7位までの選手は県大会への出場権も手に入れました。がんばってください!おめでとう!

部活動壮行会(6月28日)

私たち、弥中生一同は、
弥富中学校の代表として
部活動に最後まで
悔いのないように取り組みます。
今まで3年間、頂点をめざし
支え合い、励まし合いながら
仲間との絆を深め合い
自分を高め
毎日の活動に取り組んできました。
部活動の終わりに向けて
今まで支えてくださった
先生方や外部コーチ、そして、家族や仲間
練習に必要なグランドや道具の一つ一つ
全てに対する感謝の気持ちを胸に
自分を信じ、仲間を信じて、
この夏の太陽に負けず、
全ての部活動が
最後に笑えるよう
日頃の練習の成果を発揮し
最後まで戦い抜くことを誓います。
 
平成30年度 部活動代表
 
 
すべての部のキャプテンが言葉を繋いだ選手宣誓。受けていて鳥肌が立ちました。それもそのはず、ありきたりの言葉ではなく、自分たちのこれまでの部活動を思い起こし、この夏の集大成に向けての思いを一人一人が言葉にし、それを繋いだ宣誓ですから。きっと、まっすぐ伸ばした腕、大きな背中を見ていた後輩たちも感じるものがあったことと思います。
さぁ、弥中生の夏がもうすぐそこです!