平成24年度 広島研修

弥富市では平和宣言都市として、市内の中学2年生を広島に派遣する研修事業を始めて2年目となります。出発式には、市長さんにも参加していただき、今回の研修への思いを語っていただきました。

・戦争の悲惨さや怖さを理解し、平和を願う心情と恒久平和実現に向けて貢献しようとする意欲をもつこと

・命の尊さを理解し、人間尊重の精神を日常生活に生かし、自他を大切にしていこうとする態度を身につけること

・校外での学習や集団生活を通して、社会の一員としてのルールやマナーの実践や級友との人間関係を深め合いながら協力し合うことで、よりよい集団生活を築こうとする態度を身につけること

これらの3つのねらいのもと、11月15日、16日の2日間にわたる広島研修に行ってきました。

広島平和記念公園では、戦争の悲惨さや命の尊さについて考えました。一人一人が真剣にガイドさんの説明を聞いて学習している姿が印象的でした。また全校生徒や保護者の方々が平和への願いを込めてつくった千羽鶴の献呈や原爆ドーム、広島平和記念資料館の見学もしました。

江田島青少年交流の家で宿泊しました。夜には被爆ピアノによる演奏会が行われました。被爆ピアノを伴奏に『生命が羽ばたくとき』を学年合唱しました。研修で一人一人が感じたことを歌にのせて、心を込めて歌いました。

2日目は、呉にある大和ミュージアムに行きました。戦艦『大和』の乗組員の遺書や家族にあてた手紙なども展示されており、戦争や命について考えました。

普段の学校での調べ学習とは違い、実際に現地で見て、話を聞き、感じることで、『平和』、『命』について深く考えることができました。また、マナーを守って行動することができました。大きな成長を感じることができた有意義な2日間でした。