今、1年生が家庭科の時間に調理実習をしていることは以前、お伝えしました。その際に、職員室にエプロン姿の子がやってきて、
「調理実習で作りました」
とおすそ分けをしてくれることが時折あります。
「ありがとう!」
と、その腕前に感心しながらいただくわけですが、今回、そこで驚くべき発見がありました!
盛られていたブリの照焼をいただいた後、なにげなくその小皿を見ていると、富士山と松の絵柄の横に朱色の文様が。三重線の円の中に「中」の文字。わざわざ文様を入れて焼いた皿ということにまず驚きましたが、その上に「鍋」の文字があるではありませんか。そう、これは、弥富中学校の前身である旧鍋田中学校で使われていた皿です。鍋田中学校は旧弥富中学校と統合される昭和33年まで今の黎明高校の場所にありました。ですから、おそらくその際にこの皿も一緒に持ってきたのだと思います。それが、校舎を移転した今の新しい校舎へも持ってきていることに驚きました。
今の子どもたちのご両親はもちろん、祖父母の方々もこのお皿を使って実習を行ったんですね。