全日本中学校陸上競技選手権大会(8月19日)

「重ねた努力 流した汗 光り輝け 中国の地で」
のスローガンのもと、全国各地からここ岡山県総合グラウンド陸上競技場(シティライトスタジアム)に集まった選手の中に、高嶋くんの姿がありました。さわやかな風が吹き抜けるコンディションです。
高嶋くんが出場するのは、得意としている800m。参加選手はなんと81人もいます。ここまで来ると、あらためてそのレベルの高さに驚きます。しかし高嶋くんは昨年度もこの種目に出場し、着実に力を伸ばしています。大会プログラムに載っている出場選手のランキングでは6位にその名前が記されていまた。いやおうなしに期待は高まります。
そしていよいよ予選、第5組。高嶋くんは8レーンからのスタートです。場内アナウンスでは、
「この組では、8レーンの高嶋くん、弥富が1分58秒01で全体の6番目の記録をもっています」
と紹介してくれるほどです。
そして号砲。予想通り、高嶋くんがレースを引っぱる展開です。しかし、さすが全国レベルの選手たち。ぴったりとくっつかれます。かろうじて先頭をキープして400mを通過しましたが、混戦のままレース後半へ。第1コーナーからスパートをかけ、バックストレートでは少し引き離しました!しかし、最後のコーナーから再び混戦となり、ラスト100mでかわされてしまい、この組の4番目となります。各組の2位までとプラス4人が午後からの準決勝に進むことができますが、この時点で、その可能性はなくなりました…。
こうして高嶋くんの夏は終わりました。顧問や学校から応援に来てくれた先生たちが残念な顔をしている中、高嶋くんは、
「やっぱり最後のスパートをもっと鍛えないといけないですかね」
と、課題を口にしていました。
彼の陸上人生はまだまだ続きます。私たちは、それをこれからもずっと応援していこうと思います。