思い出をアートに(12月5日)

1年生が奏でる琴の音色が聞こえる中、3年生の教室では美術の授業が行われていました。黒板に大きな文字で、
「今日、完成!」
の文字が。そのためか、みんな黙々と作品づくりに取り組んでいました。
今、3年生が取り組んでいるのが「アートグラス」というものです。片面を真っ黒に塗ったガラス板があり、その黒い部分を先のとがったニードルで削っていきます。その削り方で線の太さや塗りつぶす面などができます。そして、そこにアクリル絵の具を載せていきます。ガラス板を裏返すと、光沢のあるガラスに、真っ黒な背景から絵が浮かび上がるというものです。
テーマは「弥富中での思い出」。校舎や思い深い教室や体育館、それに思い思いのものが散りばめられた作品が多く仕上がってきました。
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琴のしらべ(12月5日)

今年も校内に琴の音色が響きました。
 
中学校の音楽の授業の中には、日本古来の楽器を学習する単元があります。どこの中学校のその授業の組み立てに苦労しています。それは音楽の先生といえども、そういう楽器を演奏した経験があまりないことと、学校に和楽器がほとんどないからです。ですから、多くの学校ではDVDなどの映像教材を利用してその音色はもちろん、歴史なども学んでいます。
そんな苦労しているという声を聞いたことがきっかけで、弥富中学校では3年前から愛西市で音楽教室をひらいてみえる長谷川先生に2日間お越しいただき、琴の授業をしていただいています。それも、その教室で使ってみえる「ミニ琴」をひとクラス分持ってきていただき、一人一人が実際に演奏できる環境をつくっていただいています。
 

爪を指にはめるところから始まり、琴独特の楽譜の読み方など、基本的なことを覚えたらさっそく弦を弾きます。この音色。これが日々の弥富中にはない落ち着いたゆったりとした空間を創り出してくれます。聞けば、大切なことは姿勢だそうですが、弾いているうちにだんだんと前のめりになっていきます。それだけ子どもたちも集中しているのだと思います。「さくら」を何度も練習しました。
画像をクリックすると、その演奏を動画でご覧いただけます。