使えるものを(3月13日)

年度末が近づいてくると、どの教科もまとめの段階に入ってきます。国語・社会・数学・理科・英語の5教科は、まとめの問題をひとつでも多く取り組み、これまで学習したことの定着をはかっています。
また、音楽・美術・技術家庭・保健体育は、作品や表現の仕上げです。剣道場でダンスの仕上げをしていた1年生をながめながら、次に向かったのは木工室です。ここでは以前も紹介した美術科の「バターナイフづくり」が最終工程を迎えていました。まだサンドペーパーをかけて表面を滑らかにしている子も多いのですが、
「仕上がった子は、ここにあるオイルを表面に塗ってください」
の声で、そのステップに入る子も何人かいました。それまで真っ白だったナイフが、オイルを塗ったことで、濃い色になり高級感が出てきました。ちなみのこのオイルは、口にするものを扱うナイフですので、木工用のステインオイルではなく食用油を使っているそうです。
昨日の授業参観にお越しいただいた方はご覧いただけたと思いますが、1年生が技術科で作った「本立て」も十分使えるものに仕上がりました。こうして自分で時間をかけて作ったものは、どこにもないオリジナルですし、何よりも愛着があってずっと使っていけそうです。