命の講話(12月14日)

 健康で、心豊かな、思いやりのある子どもに育ってほしいと願うのは親として、教師として誰もの願いであると思います。弥富中学校では、本年度「命の教育」を柱に生徒の健全育成に努めていますが、その一環として市の補助をいただきながら12月13日(金)に講演会を開催しました。

 講師に 平成10年7月に高校に入学してまもなく一人娘の香澄さんをいじめによって命を奪われたお母さん、小森 美登里さんを横浜からおよびしました。小森さんとの出会いは、平成18年からですが、生徒たちに小森さんの思いや、香澄さんのメッセージが届けばと思いお願いしたところ、全国をまわっていじめを撲滅するために日夜講演等に活躍されている中、こころよく来ていただきました。当日は、生徒の他にPTAの方や、市内の先生も参加されました。

 講演の後、生徒たちは、「いじめ」がどれだけ「心」と「体」を傷つけるのか、そして、「やさしい心の大切さ」と「命の大切さ」を心に受けとめたことと思います。

 小森さんのお話で、一番心に残ったことばは、香澄さんが亡くなる少し前にお母さんに話した、「やさしい心が一番大切だよ」ということばです。人のいたみが分かる人間に育っていくことがこの社会では、一番大切だと強く思いました。