情報処理部、試練の時(1月16日)

コンピュータ室のパソコンがタブレットに替わるという話を以前にさせていただきましたが、先日、それが搬入され、いよいよ入替作業が始まります。
これだけ聞くと、喜ばしい限りですが、実はそのかげで、情報処理部がその活動場所を追われているのです。情報処理部はコンピュータ室でその活動をしています。しかし、業者さんがその作業をする間は、その部屋は使用することができません。とはいえ、これまで地道な練習で身につけたタイピングの技術や作品作りなどを滞らせるわけにもいきません。
そこで、情報処理部は今日から生徒会室を間借りし、そこに授業で使うノートパソコンを並べ活動をすることにしました。大所帯の情報処理部ですので、二つのグループに分けて1週間単位でここで活動をします。慣れないノートパソコンで、キーボードタッチもミスが多くなりますが、こうした環境の中でも活動できるという前向きな姿を見ることができました。もちろん、生徒会室の後ろの方では、ロボットチームも活動をしていましたよ。

子どもたちとともに(1月16日)

冬至は過ぎましたが、日の出はこの時期が一番遅いようです。その朝日が校舎や校庭を照らし始めた頃、弥富中学校の部活動が始まります。
「お願いします!」
元気な声を出しながら、用具の準備やストレッチ・ランニングを始めます。そんな時、顧問の先生は…。子どもたちの体調を観察しながら、グランドに目をやります。特に冷え込んだ朝は、土の中の水分が凍ります。そのまま凍っていればよいのですが、それが日が昇るにしたがい解けてくると土がぬかるんできます。そんな土では子どもたちの練習に支障をきたしますし、けがにもつながるので、顧問は自らスコップで土を運んだりトンボでならしたりします。
今朝もそんな光景を見ることができました。
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枠組がない時に(1月12日)


仕事を終え、駐車場にある車に乗り込もうとした時、ふと視界の右側に光るものが飛び込んできました。プラザから駐車場へ一歩足を踏み入れたところに置いてあった自転車です。水銀灯に照らされて光っていました。
いえ、光っていたのは反射ではなく、自転車の置き方でした。毎日、夜は体育館をいろいろなスポーツ団体が利用しています。大人の方もみえますが中学生も一緒に汗を流しています。その子たちの自転車が、写真でもお分かりのようにきれいに整頓されて並んでいたのです。
同じような輝きを、つい先日の成人式でも感じました。今年の成人式はいつになく落ち着いていて、市長さんをはじめとした来賓の方々のお話をしっかり聞ける、まさに「大人」でした。

学校という枠組の中にいる時は、そこのルールを守って生活できる子はたくさんいます。弥富中の子がまさにそうです。しかし、電車に乗った時やコンビニに数人集まった時など、枠から外れた時にそれができる子は多くありません。そのギャップを埋められることができた時、その時こそ輝きを放って輝くのだと思います。
新年早々、素敵なものを見ることができ、うれしい気持ちで家路につきました。

書き初め(1月12日)

3年生の教室で、楽しい書き初めを見つけました。ちゃんと条幅の用紙に毛筆で書かれ、
「合格祈願」
「試験合格」
「十五の春」
と、3年生ならではの言葉が並んでいました。
「平和」
「猪突猛進」
「不撓不屈」
というものも。
 
あれ、中には「大丈夫か?」と思うのもありますが、3年生のこの時期に余裕があるということで。

あえて…(1月11日)

朝はそんなでもなかった風が、午後から強く吹き始めました。遠くに見える山は白く雪をたくわえていて、その風はとても冷たく肌を刺すようでした。
 
そんな風に飛ばされたパンジーの花がたくさん校舎の前に散らばっていました。「いくら風が強くても花びらがちぎれるほどでは…」と思いながら花壇へ行くと、そこには花びらがすべてちぎられた葉っぱだけのパンジーが。いたずら?いえ、実はこれは、栄養をしっかりと苗に蓄えて、たくさんの大きな花を咲かせるための「切り戻し」と呼ばれるものです。まだ咲いている花を摘んでしまうのは気が引けますが、その後のことを考え、“あえて”行ったものです。
 
そんなパンジーのそばで、3年生の女子が体育の授業をしていました。
「いぇーい!」
元気な声も出ています。しかし、そこはグランドの一番西の端、ハンドボールコートで、容赦なく寒風が吹き付けています。しかし、彼女たちは全員がハーフパンツ姿。体育の先生に聞くと、決してルールではなく自主的にそうしているとのことです。理由は、長ズボンがダサいからだそうです(笑)。無理はしてほしくありませんが、自分の体調と相談した上で、冬でも“あえて”ハーフパンツで走り回る乙女心は、見ていてほほえましく思いました。
 
きっと春にはパンジーに負けないほどの素敵な花を咲かせることでしょう。