野球部、県大会第3位!(2月23日)

ここまで勝ち進んできた野球部は、愛知県中学選抜軟式野球交流大会の準決勝に臨みました。相手は名古屋市の強豪校、城山中学校です。よく声も出て、しっかり鍛えられている印象を受けました。
この準決勝から場内アナウンスがされるようになり、それぞれが守備位置に散りました。(画像をクリックすると、そのアナウンスをお聞きいただけます)

弥富中はこれまでと先発を変え、背番号1の日下部くんにマウンドを託しました。相手チームのピッチャーはとてもいいピッチャーでしたが、しっかりと打ち返すことができました。
4回裏に1点を先制されましたが、6回の表にフォアボールでためたランナーを日下部くんがセンター前ヒットで返し、同点!
この時、1塁側の城山中学校の応援席から、
「すごいね、この中学校。ベンチからあんなに声が出てて」
という声が聞こえました。十分に弥富中らしさが出ていた攻撃でした。
しかし、その裏にヒットで出たランナーを返され、重い2点が入り、そのまま1対3で敗れてしまいました。
振り返ってみれば、バントや盗塁などの基本的なことをしっかり決めることができたかどうかが勝敗を分けたように思います。来年の夏の大会に向けて、大きな自信と大きな課題を、「県大会3位」という勲章とともに手にしました。

てん刻(2月22日)

「てん刻」をご存知ですか。
では、書道や色紙などの作者名の下に押されている四角の印をご存知ですか。石などの硬い材質ものに文字を彫って印をつくることを「篆刻(てんこく)」と言います。歴史が好きな方なら、小中学校の歴史で習った「金印(きんいん)」を思い浮かべてください。「漢委奴国王」と彫られていたあの金印です。これが福岡県で発見されたことで、日本に「奴国」があったことが証明されたのです。
 
今、そのてん刻に取り組んでいるのが3年生です。材質は石です。石といっても比較的柔らかいものですが、それでもそれを彫るのには苦労します。机の上を真っ白にして、男子は制服を脱いでそれに没頭しています。自分の名前を彫るのですが、印影の文字は独特ですから、そこから工夫しています。そして、多くは文字を浮かび上がらせますから、文字でないところをひたすら彫っていきます。
金印が何千年もの昔を今に伝えてくれたように、子どもたちのてん刻も弥富中で学んだということをずっと先まで伝えてくれることでしよう。

公立高校入試に向けて(2月21日)

昨日は公立高校推薦入試の、そして今日は一般入試の出願のために、3年生の子が午後から志願校へ出かけました。
その一方で、学校に残っている子、つまり、昨日は一般入試を受ける子、今日は推薦入試を受ける子は、校内のいくつかの場所に分かれて、「面接練習」を受けていました。
廊下で待っている間も緊張した様子で、友だちと互いの服装を確認し合っていました。
「コンコン」
「どうぞ。入ってください」
「失礼します」
面接官はいつも顔を合わしている先生なのに、緊張感が増します。
「本校を志望した理由を教えてください」
「はい。私は…」
予想される質問には、準備してきた言葉を言うことができました。しかし、
想定外の質問をさせると、
「……」
と詰まってしまう場面も。
 
面接は、「答えられなかったらどうしよう」とマイナスに考えるのではなく、志望理由や自分自身をアピールする絶好のチャンスだととらえ、自信をもって臨めるといいですね。
 

田中さんの決断(2月20日)

こんにちは、情報処理部です。

みなさんは、骨髄移植「ドナー」について知っていますか?

今回は「ドナー」について、1時間目に道徳がありました。

「白血病」という病気についてご存知でしょうか?

白血病とは体の血液をつくる機能が悪くなってしまう病気です。

池江選手が白血病だと公表し、新聞やニュースで取り上げられ、さらによく聞く言葉になりました。

昔は治らないといわれていた白血病を治すために設立された「骨髄バンク」。今回のお話は、そんな骨髄バンクの移植第1号である田中重勝さんのお話でした。

当時はドナーの登録者がなかなか増えず、骨髄バンクに対しても冷たい反応ばかりで、資金集めがとても大変でした。

そんな中、登録患者の橋本さんの様態が急変し、白血球の型が一致するドナー登録者を探し、一致したのが田中さんでした。

田中さんは移植するかどうかとても悩みました。

私だったら、誰に移植するのか名前もわからないような人に移植するのは怖いし、痛い思いをしてまでやろうとは思わなかったかもしれません。

ですが、田中さんはそんな迷いを振り切り、人の役に立ち、命を救う決断をしました。

そんな田中さんが言った言葉が今でも心に残っています。

「お父さんは人の役に立つんだ。」

田中さんの勇気はとてもすごいと思います。

田中さんが決断したからこそ、一つの大切な命が救えたんだと思います。

私も18歳になったら登録をして、誰でもいいから命を救いたいなと思いました。

みんな同じ命だから(2月20日)

こんにちは、情報処理部です。

昨日の全校一斉道徳で、骨髄移植第一号の田中重勝さんのお話を聞きました。

ドナーに登録したものの移植のための手術を断る人がいる中、田中さんは白血病の患者さんのために骨髄を提供しました。

自分だったらどうだろう。そう考えてみました。

白血病に苦しむ人を助けたい。人の役に立ちたい。

そんな風に思いますが、実際に白血球の型が合う人が見つかり、提供するとなるとやはり戸惑うのではないかと思います。

自分が死んでしまった後に行う、臓器移植とは少し違います。

顔も名前もわからない人に骨髄を提供するのは勇気がいると思います。

だけど、親や親戚などの家族でも助けられない人を自分が助けるというのはすごく素敵だなと思います。

「みんな同じ命だから」

田中さんはこう言いました。

自分の子供、親や友達、知らない人だって、みんな生きて命をつないでいく。

その言葉は胸に刺さりました。

私がドナー登録できる歳になったら必ず登録したい。そう思いました。

そして田中さんのように人の命をつなぐお手伝いが出来たらいいな。

そう感じました。