1・2年生が学年末テストに向き合っている頃、1階の3年生の教室では、それと同じような緊張感が漂っていました。
その緊張感の正体は「願書」です。大きなA3版のものに赤いラインが入っているのが特徴的な公立高校の入学願書です。ほぼ同じ記入欄が右と左の並んでいます。Aグループ、Bグループからそれぞれ1校ずつ受検することができます。1校しか受けない子は、右側に大きく斜線が引いてあります。すでに家で下書きを済ませていて、それを担任が一字一字確認をしたものを清書していました。一文字書くごとに、
「ふーっ」
と大きく息を吐き、ペンを持つ手を二度三度振ります。自分の進路を決める大切な書類です。緊張するのも無理はありません。でも、こうしたステップが夢の実現に欠かせないのだと思います。
もうひとつの緊張感(2月13日)
学年末テスト(2月13日)
今年最後の定期テスト「学年末テスト」が始まりました。文字通り、今年一年のまとめのテストです。日々の授業でどれだけ学んだか、家庭学習でそれをどこまで定着させたか、が問われるテストです。
そんな意味をもつテストですから、もちろん取り組む姿勢も真剣です。5月に、初めて中学校の定期テストに戸惑っていた1年生も、もうすっかり“中学生”らしく問題を解いていました。
2年生は今、進路学習に取り組んでいます。進路選択の真っ只中にいる3年生の姿を、1年後の自分と重ね合わせている子もいることでしょう。