次は私たち(3月7日)

1階ががらんとして、3年生が卒業したんだということを実感した一日でした。しかし、感傷にひたる間もなく、学校は次へ動き出しています。
 
お昼の給食放送。スピーカーから、
「今から前期生徒会役員選挙立候補者の応援演説を行います」
のアナウンスが聞こえました。そう、来年度の生徒会役員選挙の立候補が締め切られ、その選挙活動も佳境を迎えていました。選挙当日の立会演説では立候補者本人がその公約を訴えますが、この給食放送では推薦責任者がその子のよい点をアピールします。狭い放送室で順番を待つ間も、書いてきた原稿を何度も読み直す姿に、緊張感が漂ってきます。

第60回卒業式(3月6日)

 天気が味方してくれた卒業式。多くの来賓の方にご臨席を賜り、厳粛な雰囲気の中行われました。クラスの子の名前を呼ぶ担任の声に、
「はい!」
と、これまでの練習の中で一番しっかりした返事をした209名の3年生。クラス代表の子に証書を手渡しました。
 そんな子どもたちに「つながる」「愛」をテーマに卒業式式辞を贈りました。今年は鍋田中学と旧弥富中学がひとつになってからちょうど60年目、第60回の卒業式です。これまで脈々とつないできた愛を、今年の209名もしっかりとつないでくれました。自慢の卒業生です。

 ご来賓の方からは、たくさんのお祝いの言葉や励ましのお言葉をいただきました。都築PTA会長様からいただいた「いつでも笑顔」という言葉を大切にし、これから先の生活の中で「笑顔」を忘れず頑張って欲しいと思います。

 先輩たちの後姿を追いかけてきた2年生も立派でした。2年生の代表の生徒からは心温まる送辞が贈られました。入学してからずっとその背中を追い続けてきた後輩として、先輩である卒業生への尊敬の気持ち、先輩たちが頑張ってきたものを引き嗣ぐ気持ち、そして新たな弥富中学校のリーダーとなる思いなどが述べられました。送辞

 3年生の代表からは、学年目標「こころのふるさと」に向けての三年間の振り返り、弥富中学校の先生へ、後輩たちへ、3年間を共に過ごした仲間へ、そして一番近くで見守ってくれた家族への感謝の気持ちが、切々と述べられました。胸を張り前を見て、卒業後の道を歩き始める卒業生にとって、この弥富中学校での毎日が、辛いこと苦しいことに遭遇したときに、また頑張る気持ちになれる本当の「こころのふるさと」になると信じています。答辞
 

 式後、卒業の歌がありました。今年は、『旅立ちの日に』という曲でした。間奏では、生徒が自主的に企画した三年生の先生方へ感謝の気持ちを伝える呼びかけが行われました。泣いている生徒もたくさんいましたが、歌が始まるときっちりと歌いきるというすばらしい合唱でした。本当に自慢の生徒たちです。

 これからは、弥富中学校の卒業生ということを誇りに、自分自身が決めた道をしっかりと歩んで欲しいと思います。

 頑張れ!卒業生!先生たちは、これから先もみんなの応援団です。

卒業式準備(3月5日)

今日は朝からずっと雨でした。しかもこの時期にしてはまとまった雨。いつもは雨を嫌がる子たちも、今日の雨は喜んだのではないでしょうか。少し前までは6日(火)の卒業式はずっと雨予報でした。「せっかくの卒業式が雨だなんて…」と誰もが思っていたことでしょう。しかし、少しずつ、その天気の変化が早まり、明日は晴れに変わりました。その分、今日、雨が降ったわけですから、大歓迎です。
そんな卒業式を明日に控え、今日は2年生が主役となりました。給食を食べてからは、あらかじめ決められた分担にしたがって、式場となる体育館はもちろん、教室や廊下、下駄箱まで念入りに掃除をしてくれました。ここのところ、ずっと卒業式の練習に参加していることもあり、その意識もかなり高くなってきたように思います。2年生の先生たちが大きな声を出すこともほとんどなく、すてきな会場、学校に仕上げてくれました。頼もしいものです。
IMG_8170 IMG_8175

中部日本個人・重奏コンテスト県大会(3月4日)

先日行われた西尾張大会を勝ち抜き、出場権を得た県大会が江南市民会館で行われました。県下の多くの学校からたくさんの子たちが本大会をめざして演奏します。もうそれだけで緊張感が高まります。楽屋には関係者以外は入れないので分かりませんが、きっと心臓の音がメトロノームのような早いピッチを刻んでいたことでしょう。
55人が出場した「個人の部」の38番目に新田くんが登場しました。曲目は、学校祭でも聴かせてくれたマリンバ独奏「竹林」です。あの時と比べものにならないくらいの演奏で鳥肌が立つほどです。演奏が終わった後に、会場にいた多くの人たちが顔を見合わせたのがそのすごさを物語っていました。
そして53番目が西出さんでした。演奏した人からどんどん楽屋からいなくなるので、残り3人になったところでの登場です。この大会でフルートを演奏するのは15人です。楽器ごとの枠があるわけではないのですが、競わなくてはならないライバルが多い楽器です。曲目は「コンチェルティーノO p 107」とても明るい曲で、西出さんの揺れる体と音色がその世界をつくり出していました。
その1時間半後に行われた結果発表。新田くんが「金賞」、西出さんは「銀賞」でした。意外にも西出さんは納得の表情でした。こういうコンクールでは審査員からの講評コメントをいただけるのですが、そこに書かれていたことと、自分の手ごたえとが一致したようです。聞けば、西出さんは中学になって吹奏楽部に入ってからフルートを始めたとのこと。驚きです。もう、目は次を見ていました。新田くんは3月24日に行われる本大会で、さらに高みをめざします!

最後の給食(3月2日)

今日は3年生にとって、最後の給食です。献立表にも「3年生卒業お祝い給食」と書かれています。
・赤飯
・かきたま汁
・から揚げ
・おかか和え
・お菓子な目玉焼き
・牛乳
と、栄養士さん、調理委員さんたちの心のこもった献立です。
子どもたちがその時間をどう過ごしているか見てみると、とびっきりの笑顔がそこにはありました。いつもの仲間とのおしゃべり。いつものおかわりじゃんけん。いつもと違った机の並び。いつも以上のおいしい給食。

そして、最後の「ごちそうさま!」