福祉実践教室にむけて(10月26日)

昨日は2年生の広島研修説明会でしたが、今日は1年生の福祉実践教室に向けた学年集会を行いました。
集会では、ねらいや内容について説明した後、動画を見ました。ある高校の野球部にいた聴覚障がいのある投手とその仲間たちの話です。右の写真は、音が聞こえないため盗塁されたことに気付かず落ち込む投手に指文字で「落ち着け」と話す捕手の映像です。最後の夏、地方大会で負けてしまいますが、障がいがあっても仲間同士の絆は他の学校と変わりません。いや、それ以上だったのかもしれません。
福祉実践教室を通して、福祉に興味をもつことだけでなく、どんな人に対しても思いやりをもって接することの大切さを感じてくれることを期待しています。
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学校公開日・広島研修説明会(10月25日)

 例年、2年生の広島研修説明会と3年生の進路説明会を同じ日に行っていました。しかし、駐車スペースの不足により保護者の方々にご迷惑をおかけしていたため、今年度は別日の開催とさせていただきました。学校前の渋滞もなくなり、説明会をスムーズに始めることができました。
 説明会では、日程や持ち物を中心に説明させていただきました。短い時間だったため、わかりづらい部分もあったかもしれません。不明な点がございましたら、学校までご連絡ください。
 
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咲くマリーゴールドは君を見ている(10月24日)

 6月に環境委員会の生徒が植えたマリーゴールドがきれいに花を咲かせています。当たり前のように咲いているマリーゴールドですが、酷暑の夏休みに枯れてしまったものも少なくありません。9月の学校祭の時期になっても元気はありませんでした。「今年は駄目かな・・・」そう思っていたら、こんなにきれいに花を咲かせてくれました。
 普通にそこに咲くマリーゴールドのそばを長距離走の生徒がつらい顔で通り過ぎていきます。マリーゴールドは彼らに声をかけます「負けるな」と。
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戦争を語り継ぐ(10月23日)

「戦争って怖いもんだよ」
テレビのインタビューに答えるその人は、静かな口調でそう話しました。
 
今日は2年生の平和学習の一環で、「ピースあいち」から戦争の語り部の方においでいただき、その話をうかがいました。正確には、戦争を体験されたのはその語り部の方ではなく、その方のお父さんでした。太平洋戦争の戦況がいよいよ悪くなり、じわじわと戦争の舞台が本土へと近づいてきた時、沖縄でそれを迎え撃った体験をおもちでした。沖縄戦はとても激しいもので、ガマと呼ばれる洞窟に身を隠すもののそこから生きて出られたのはわずか9人だそうです。その方が、亡くなる直前に、
「戦争が怖いもんだということを、ぜひ伝えてくれ」
と遺言のように娘さんに話したそうで、その娘さんが今日、
「語り部ではなく、語り継ぎ部です」
と、子どもたちに戦争の悲惨さ、怖さを語ってくださいました。
 
2年生の子たちは、今、来月に行われる広島研修に向けて、事前学習や平和記念公園で捧げる千羽鶴つくり、合唱練習などに取り組んでいます。書物や資料で調べた知識としての戦争と、今日うかがった話とはまるっきり違い、子どもたちは言葉を失っていました。しかし、お父さんが伝えたったことは娘さんから弥富中の2年生に少しだけかもしれませんが確実に受け継がれたように思います。

駅伝大会壮行会(10月22日)

朝礼に引き続き、今週末に行われる海部地区駅伝大会の壮行会が行われました。
気づいている子は少ないかもしれませんが、実はこの壮行会は生徒会が主催して行われます。ですから、朝礼の司会をしている教務主任からマイクを受け取った生徒会執行部が進行を務めます。
「今から、海部地区駅伝壮行会を始めます。駅伝部の人たちは登壇してください」
選手だけでなく部員全員がステージに上がりました。あらためてその多さに驚きます。最初に練習風景を紹介するビデオが流れましたが、このビデオも今回からは生徒会が情報処理部に制作を依頼したものだそうです。先生たちの手を借りずに、いろいろなことが自分たちでできるようになっている生徒会の成長を感じました。
男女のキャプテンが述べた抱負に、奇しくも「ライバル」という言葉がどちらにもありました。一緒に走る仲間であると同時にそれはライバルでもあります。その言葉にめざすものの高さと真剣さを感じました。
生徒会長からの力強い言葉とともに、各クラスからの寄せ書きメッセージも贈られました。ライバルと仲間の強い後押しで、一本のたすきをつないでくれることでしょう!