二日間の中間テストを終えた午後、体育館で芸術鑑賞会を行いました。毎年、市から補助をいただき本物の芸術を鑑賞するものです。今年は、京都の「わらじ座」という劇団による『Stand up』という劇を鑑賞しました。
バスケット部が大好きで、次の大会で絶対に優勝するとはりきっていた主人公、あきら。練習を終え、友だちといつものようにおしゃべりをしながら帰る途中、大型トラックと衝突し病院に運ばれました。幸い命はとりとめたものの、あきらは脊髄を損傷し、下半身が動かなくなってしまいました。あんなに明るく、あんなに大きな目標をもっていたあきらが、
「帰れよ!」
「出て行ってくれ!」
友だちやお母さん、病院の先生にもいら立ち、神経の通わない自分の足を何度も何度もこぶしでたたく毎日を送り、生きる希望さえ失いかけていました。
そんなあきらに、幼なじみのけいが、以前に学校で話を聞いた谷口さんを紹介し、その谷口さんが見せてくれたものが、車椅子バスケットでした。
これはバイク事故で車椅子生活になり、そこから4期連続でパラリンピックに出場した神保康広さんをモデルにした劇です。子どもたちは、これを真剣な表情で観ていました。何を思い、何を感じてくれたでしょうか。お礼の花束とともに、
「どんな困難にも立ち向かっていきたいと思います」
と言った生徒会長の言葉。帰られる時に、
「観てくださっている生徒さん、とてもよかったです。きっと何かを感じてくれたと思います」
とお礼を言われた劇団の方々。それらが、この時間の大切さを物語っているように思います。
バスケット部が大好きで、次の大会で絶対に優勝するとはりきっていた主人公、あきら。練習を終え、友だちといつものようにおしゃべりをしながら帰る途中、大型トラックと衝突し病院に運ばれました。幸い命はとりとめたものの、あきらは脊髄を損傷し、下半身が動かなくなってしまいました。あんなに明るく、あんなに大きな目標をもっていたあきらが、
「帰れよ!」
「出て行ってくれ!」
友だちやお母さん、病院の先生にもいら立ち、神経の通わない自分の足を何度も何度もこぶしでたたく毎日を送り、生きる希望さえ失いかけていました。
そんなあきらに、幼なじみのけいが、以前に学校で話を聞いた谷口さんを紹介し、その谷口さんが見せてくれたものが、車椅子バスケットでした。
これはバイク事故で車椅子生活になり、そこから4期連続でパラリンピックに出場した神保康広さんをモデルにした劇です。子どもたちは、これを真剣な表情で観ていました。何を思い、何を感じてくれたでしょうか。お礼の花束とともに、
「どんな困難にも立ち向かっていきたいと思います」
と言った生徒会長の言葉。帰られる時に、
「観てくださっている生徒さん、とてもよかったです。きっと何かを感じてくれたと思います」
とお礼を言われた劇団の方々。それらが、この時間の大切さを物語っているように思います。