生みの苦しみ(8月24日)

7人が、「う~ん」と悩んでしました。
 
ここは緑ブロックの旗を制作している3階MRです。気軽に、がらっと戸を開け、
「どう、順調?」
と聞いて、返ってきた反応が「う~ん」だったのです。
「どうしたの?」
「行き詰まっています…」
みんなが囲むその中央にはブロック旗が広げられています。細かなところまでしっかり描き込まれていて、素人目から見ればほぼ完成の域に達しているように見えるのですが、担当の子たちからするとまだまだなようです。そんな姿や会話を聞いていると、とてもうれしくなりました。
最近の子は我慢ができなくなったとよく言われます。安易に「ま、いっか」と妥協することも多くあります。しかし、こうして、よりよいものを生み出そうとして苦しんでいる、それもみんなで相談しながらの姿は作品をよいものにするだけでなく、自分自身を大きく成長させてくれると思います。もっと苦しみなさい。

お宝発見!(8月23日)

先日、弥富中学校の沿革をリニューアルしたことをお伝えしましたが、実はその過程で、思わず、
「こんなのが出てきた!」
と職員室にいる先生たちに声をかけた場面がありました。それが「弥富中学校校歌原本」と墨書きされたものでした。そっと中を開けてみると、そこには手書きの楽譜が入っていました。それは初期の段階というよりは、校歌発表に向けての最終段階のもののようです。ですから、昭和37(1962)年のものと思われます。五線紙に丁寧に描かれた楽譜、そして、その上に薄紙を貼って最終校正をした様子もうかがい知ることができます。
それから50年以上も時を経た今、その楽譜に込められた思いを歌い継いでいることに不思議な縁と、責任を感じたお宝でした。
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全日本中学校陸上競技選手権大会2日目(8月22日)

熊本は夜中に雷を伴う強い雨が降りましたが、朝にはそれもあがり、「最高気温予想35℃」という青空でした。
今日のトラック競技の最初の種目は高嶋くんの出場する1500m予選です。ですから、朝一番で会場入りし、入念なアップをして臨みました。800mで転倒した影響はなさそうです。
1500mは800mと違い、最初からオープンコースです。ものおじすることなく、しっかりとスタートラインに立つ姿が確認できました。スタート!中盤から後方に位置しています。やや上体がいつもより揺れているように見えますが、足の動きは大丈夫そうです。しかし、徐々に順位を下げていきます。しかし、いつものレース運びがそうですので、そんなに心配はしていません。ラスト1周を告げる鐘が鳴りました。その時は最後尾。もちろん、いつものようにスパートをかけ追い上げます。しかし、ここは、全国の舞台。なかなかその前をとらえられません。二人を抜いたところでゴールしましたが、残念ながら決勝に進むことはかないませんでした。

走り終えた高嶋くんとしばらく話すことができました。最初に出てきた言葉が、
「やっぱり最初から先頭についていかないとダメですね。それが分かりました」
でした。そして、
「今度は日産スタジアム(横浜)であるんで、その時はそうします」
とも。彼の目はもう前を見ていました。そして、そのために自分がどうすべきかを、この大会でつかんだように感じました。

彼が駆け抜けた熊本は阿蘇山を擁し「火の国」と呼ばれています。
「今夜もう一泊して、明日は熊本観光をします」
とあどけなく笑うメガネの奥に、マグマのように燃える闘志を見ました。

2回目の出校日(8月21日)

 夏休みもあと10日ほどになりました。

 今日は2回目の出校日で、久しぶりに学校全体に活気が戻ってきました。

 朝礼では、水泳の東海大会で女子200m背泳ぎで6位に入賞した、1年生の大澤憩さんの表彰を行いました。同じく陸上の東海大会で男子800m7位に入賞した、2年生の髙嶋荘太君は、熊本で行われている全国中学生陸上競技大会に参加しているので不在でした。

 校長先生もその応援で不在だったので、教頭より話をしました。0821教頭講話

 

9月1日の始業式には、全員が元気な顔で登校できることを楽しみにしています。

 

午後には、南山大学の土屋先生をお招きし、「アクティブラーニングとファシリテーション」についての職員研修を行いました。新指導要領で求められる『主体的・対話的で深い学び』ができる生徒を育成するために、アクティブラーニングについて理解し、その手法を授業に生かせるようにしたいと、どの先生も真剣に取り組みました。私たち教師が「学び続ける姿勢」をもつことで、子どもたちにも学び続ける大切さを感じてもらえたらと思います。

 子どもにとっても、教師にとっても、夏休みはあと10日しかありません。

 いえいえ、あと10日もあります。

 

全日本中学校陸上競技選手権大会1日目(8月20日)

学校で運動部に所属する誰もが目標としてきた全国中学校総合体育大会。しかし、そこに立つことは、ほんのわずかな子しか許されません。その一人、陸上部の高嶋くんが熊本県民総合運動公園「えがお健康スタジアム」に立ちました。
この日の熊本は、雲ひとつない快晴で、わずかに周辺に見える雲は入道雲でした。この夏を走り抜いた子たちに一番よく似合う空を用意してくれたようでした。そんな中、高嶋くんは800mに出場しました。全部で10組あり、その中の上位2位までと、プラス4人が午後からの準決勝に進むことができます。進んでいくレースのタイムを見ていると、「これはいけるぞ!」という気持ちが強くなってきました。というのも、上位の記録が高嶋くんの持ちタイムより遅い組もあるからです。以前にお伝えしたように、これが愛知の長距離陣のレベルの高さなのかもしれません。そんな中、出場する第9組です。スタートから、先頭集団につきました。バックストレートで3位につけています。余裕もありそうです。そして、300mにさしかかった時、それは起きました。
高嶋くんの手が大きく動きました。それと同時に、体も大きく前のめりに。次の瞬間、いつもはすっとした姿勢で走るその体がトラックに打ち付けられました。転倒です。後続の二人もそれに巻き込まれるように体勢を崩しました。
高嶋くんがゴールラインを越えたのは、他の子よりも、そして自己ベストよりも大きく遅れてからでした。ゴール直後に、膝に手をあてしばらく動かなかったその姿が、無念さを物語っていました。
医務室で手当てを受けましたが、かすり傷程度で、あさっての1500mの出場には影響はないとのことでした。