8月31日… 92人
9月 1日…131人
9月 2日… 94人
これは何の数字だと思われますか?実は、内閣府が過去40年ほどにわたって調べた、18歳以下の自殺者数です。先日27日(日)の中日新聞が、夏休み明け前後が突出して多いということを、1面で取り上げていました。
現役の中学生はもちろん、保護者の方々もご自身の中学生時代を振り返り、夏休みが終わるこの時期になると「ああ、もう終わっちゃう」「まだ宿題ができていない!」とゆううつな気持ちになったことがあるのではないでしょうか。以前は、それでも「学校へ行かなきゃ!」と自分自身を奮い立たせたものですが、今は、そこで「死」を選ぶ子が多くなっているようです。
学校で教育に携わる私たちが言うもの変ですが、学校は“絶対”な場所ではありません。登校できることにこしたことはありませんが、自らの命と引き換えにするところではないと思います。どうしても学校に足が向かないようなら、家族やさまざまな相談機関に相談し、気持ちを軽くしてからゆっくりと考えればよいと思います。もちろん、学校に相談してくれれば、家庭訪問をしたり相談機関を紹介したりとアドバイスもできます。
明日は始業式。皆さんの元気な顔を見られることを楽しみにしていますが、それよりも、誰一人としてかけがえいのない命を落とすことのないように願っています。