午前中の「優しい日差し」は、午後になると「暑さ」を感じるようになりました。例年の持久走大会だと、各ポイントに立つ先生たちもしっかり着こんでいくところですが、今日はその必要がないほどのコンディションとなりました。
グランドの南側にまだ水が残っていたので、距離が変わらないように校舎側に寄せたトラックを1周し学校の外へ出ます。行く先々に、保護者や家族の方々がみえ、
「がんばって!」
と温かい声援を送ってくださいました。その目の前を少し照れくさそうに通り過ぎた子どもたちの額には大粒の汗が光っていました。大藤小学校を過ぎると、今度は長い北向きの道になります。いつもはここからは北風との戦いですが、今日は風もまったくありませんでした。そんな中を、どんどんペースを上げる子、わき腹を押さえ顔をゆがめる子、抜かれそうになると猛然とスピードを上げる子など、それぞれ自分の力に応じた走りを貫き、参加者全員が女子は3.6km、男子は6.4kmを完走しました。
そんな子どもたちをお日さま以上に優しく、温かく迎えてくれたのがPTAの役員の方々です。学年ごとに長机を用意し、子どもたちが握り締めた順位カードを引き換えにジュースとクレープを渡してくれます、
「おつかれまさ」「がんばったね」
という言葉も添えて。
今、これほどの長い距離を走る学校行事は他ではあまり見なくなりました。しかし、ふざけ半分で走る子もなく、行き交う車も子どもたちの走りすぎるのを待ってくださる、そんな心温まる行事だからこそ、これまでずっと続いてきたのだと思います。ありがとうございました。
長距離走大会(10月26日)
PTA自転車点検(10月26日)
何日かぶりの優しい日差しが降り注ぐ中、PTA文化委員会による「自転車点検」が行われました。
弥富中は南北に長い校区から子どもたちが通ってきます。幸い、校舎を移転した時に全員分の自転車が置けるだけの自転車小屋をつくっていただいたので、ほぼ全員が自転車通学をすることができます。しかし、それを“当たり前”と思うと、さまざまな油断から事故やけがにつながります。自転車の乗り方もそのひとつですが、忘れてはいけないのが、自転車のメンテナンスです。
PTAでは、自転車組合様のご協力をいただき、2年生を対象に毎年行っています。プラザに並べられた自転車一台一台を、ペダルを回し、ブレーキをかけ、ハンドルを動かしてチェックしていきます。ただ動くかどうかだけではなく、異音がしないかなども確かめてくださっています。変な音がする時はその場所を特定し、油を差すなどの手入れもしてくださいました。
「今年は、タイヤの空気が減っている自転車が少ないですね」
そんな声もいただきました。昨日、担任を通して声かけをしたので、家で意識をもって空気を入れた子が多かったのだと思います。ご家庭の協力に感謝いたします。
子どもたちの毎日の足となる自転車。マナーも今、向上中ですので、この点検を機会に日頃から意識できるとよいと思います。