安全に登校できるように(1月24日)

帰りのSTが終わり、下駄箱から自転車小屋に向かおうとした子が、
「えっ?」
と驚いた表情をしました。目の前が白く、あたかも雪が降ったようになっていたからです。
 
これは「融雪剤」といって、道路などの凍結予防のためにまかれている塩化カルシウムです。明日の朝は積雪が予想されるために、あらかじめこれをまくことで雪を積もりにくくしようと市からいただきました。それを校門から自転車小屋、そして下駄箱までと、子どもたちの動線に沿ってまきました。朝の部活動も中止しましたので、慌てることなく安全に登校してくれればと思います。
 
【豆知識】
ちなみに、塩化カルシウムをまくと、なぜ凍りにくくなるのでしょうか。それは、通常、水はO℃で凍りますが、その水に違うもの(正確には不揮発性の物質)が混ざると、水の粒子と粒子の間にそれが入り込み、凍りにくくなります。それを凍らすためにはさらに低い温度が必要ということになり、結果的に凝固点(凍る温度)が低くなるので周りは凍っていても、塩化カルシウムをまいたところは凍らないのです。また、すでに凍ったところに塩化カルシウムをまくと、解ける時に熱を発生させるので、それで氷や雪を解かすことができます。

凍てついた朝(1月24日)

昨日は関東地方が大雪に見舞われましたが、今度はこの地方に寒波がやってきました。今朝は、気温が氷点下となりさらに北風がとても強く、子どもたちは防寒のためにマスクをしたりネックウォーマーを顔の半分ぐらいまで伸ばしたりして登校してきました。とりわけ学校の南から来る子たちは、ペダルを踏めども踏めども前へ進まない様子でした。
そんな朝の学校は、いつもと違って少し幻想的な風景も見られました。月曜日に降った雨でできた大きな水たまりがサッカーコートのあたりにあり、今日はそこに氷がはっていました。鏡のようになった氷に映る校舎は、朝日に照らされとてもきれいに輝いていました。
あ、隣で練習していたハンドコートからボールが転がってきました。それを追いかけてきたハンド部の子が、「すーっ」と氷の上を滑りながらそれを取りにいきました。手はかじかんでいましたが、心が温まる光景でした。
 
今日は午後から雪が降る予報も出ており積雪も予想されますので、子どもたちの安全を考え、明日の朝部活を中止しました。明日の登校には十分に気をつけてください。

4分で救われた命(1月23日)

「終わったー」
3時間目の授業が終わり、給食の調理室からほんのりいい香りがしてきた頃、突然のサイレンが!
 
誰もがおしゃべりをやめました。
誰もが一瞬、立ち止まりました。
そして、周りを見回すと同時にその場にしゃがみこみました。中には、手で頭を抱える子もいました。教室にいた子の多くは机の下にもぐり込んでいます。
そんな子どもたちの耳に、これが訓練だということ、給食室から火災が発生したという想定だということ、そして、この後に避難する場所はプラザということがしっかりと届きました。誰も口を開いていなかったからです。それから4分10秒後、600人を超える子たちが、誰一人欠けることなくプラザに避難していました。
 
今年3回目のこの避難訓練は、子どもたちはもちろん、先生たちにも知らせることなく行いました。ですから、サイレンが鳴った直後の先生たちの様子も、子どもたちのそれに近いものがありました。しかし、すぐに教室やあらかじめ決められた担当区域へ行き、そこにいる子たちの安全確保や誘導にあたりました。
「天災は忘れた頃にやってくる」
この言葉を肝に銘じるためにも、とても大切な訓練となりました。そして、子どもたちの成長を実感できるものとなりました。

おかえり、C組(1月22日)

「おかえりなさい」
朝礼の話の中で、そんな声をかけました。
 
先週、突然、増えた1年C組のインフルエンザによる欠席者。そういう診断が出ていないものの、発熱の症状のある子も何人かいたので学級閉鎖という措置をとりました。そして、今日、それが明けて、久しぶりに1年C組の子もそろっての朝礼を行うことができました。
クラスの様子を、給食の時間に見にいくと、当たり前のような配膳風景でしたが、みんなうれしそうな表情をしていました。教室でクラスの仲間とともに過ごす、「当たり前」の楽しさをかみしめているようでした。
 
学校中を見ると、今日はインフルエンザで欠席している子はわずか3人と、他への拡大はなんとか回避できたようです。しかし、市内では他の中学校や学区の小学校で学級閉鎖をしたとの情報も飛び込んできましたので、まだ油断はできません。これからも引き続き、予防に心がけていきたいと思います。

入学説明会(1月19日)

この時期にしては暖かい日になった午後、入学説明会を行いました。来年度の1年生は今のところ201人の予定です。さぞや駐車場がいっぱいになるのでは、と思っていたら、多くの方々が乗り合わせてきていただき、スムーズにご案内することができました。
この日の資料としてお配りした「我が子とともに」は、昭和57年に当時のPTAの方々が、「こういう時ってどうするの」と困った時に活用できるものを、ということで作られたもので、その当時から家庭と学校が同じ思いで子どもたちに向き合っていることの証(あかし)です。時代とともに内容は変化していますが、その思いは変わりません。それに沿って説明をさせていただきましたが、担当者の説明をそこにメモする姿は今年も健在で、「よしっ、来年も大丈夫だ」と意を強くしました。
入学式は4月5日です。その日が待ち遠しくなりました。