見学の際に3階に上がると、教室のプレートには1Fや1Eの表示があります。4月から自分たちが過ごすだろう教室を見て、「どのクラスになるのだろう」というそわそわした気持ちと「もうすぐ始まるのか」と気を引き締める思いの両方が見られました。
4校すべての6年生のみなさん、あなたたちの入学を心より待っています。


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体育館の3分の1ががらんと空いている以外は、これまでと変わらず落ち着いた雰囲気の中、来年度の生徒会役員を選ぶ立会演説会が行われました。もちろん、立候補しているのは2年生と1年生です。会長と書記には定数以上の立候補者が出る激戦となりました。当の本人たちは困っているかもしれませんが、選ぶ側としては選択肢が増えるわけですし、「どちらが弥富中をよりよくしてくれるか」という視点で演説を聴き比べることができます。
立候補者はもちろん、聴いている子たちも真剣そのものでした。とりわけ前期は来年度の学校祭がその大きな仕事となりますので、いやおうなしに力が入ります。
3月20日には委員長選挙が行われ、今年度中に新生徒会役員が決まり、4月をいい形でスタートできるよう準備に入ります。
びしょ濡れになりながらクラス発表の掲示板を見たところから始まった中学校生活。この子たちの行事はことごとく雨に縁がありました。でも、そんな中でもプラスに考え工夫して過ごしてきた子たちでした。そんな3年間を見てきた空は、これ以上ない最高の天気をプレゼントしてくれました、卒業のお祝いとして。
一人一人の名を呼ぶ担任の声に、しっかりと返事をする姿はもうそれだけで胸を熱くします。各クラスの代表に卒業証書を手渡しました。今年の卒業生は208人で、弥富中学校の卒業生としては、16549号~16756号になります。今年の卒業生は、一人一人がしっかりとした考えをもち、さらにそれがひとつになった時のエネルギーはすばらしいものがありました。そんな思いを式辞に込めました。その思いは、在校生も卒業生も同じだったようです。送辞や答辞にも広島研修や学校祭のことが織り交ぜられていました。式には多くの来賓の方々にもお越しいただき、たくさんのご祝辞をいただきました。子どもたちは幸せ者です。
式をいったん閉じた後、引き続き、弥富中学校の伝統となっている合唱を披露しました。「3年生を送る会」でも歌った『あなたへ』ですが、多くの子が涙を流し、「これはちょっと歌えないかも…」と心配していたのをはね返すような、すばらしい最高の歌声でした。最後の最後まで3年生の子はそのエネルギーを出し切ってくれました。最高の卒業生です。