朝礼(2月18日)

二人の子が作文で表彰を受けたことから、こんな話を朝礼でしました。

愛知県中学選抜軟式野球交流大会ベスト4進出!(2月17日)

部活動での子どもたちのがんばりは、学校内のそれに匹敵するくらいたくさんあります。日々の練習はもちろん、さまざまな大会での活躍など、そのすべてをお伝えしたいくらいです。しかし、そのすべてに応援に行くことも難しいため、ホームページでの紹介は、中小体連を中心に行ってきました。文化部についてはそれに準じたものを取り上げてきました。しかし、それはこちらが決めた線引きであって、子どもたちにとっては連盟や協会の大会も同じで全力でそれに臨んでいます。
  
今日は、あえてその大会を紹介したいと思います。なぜかというと、二日続けて、心揺さぶられる試合をしてくれたからです。その大会は「愛知県中学選抜軟式野球交流大会」というもので、中学校だけではなくクラブチームも出場するもので、それゆえにレベルも高い大会です。その大会に西尾張地区代表として弥富中が出場しています。
昨日の1回戦。相手は三河の西尾中です。終始押し気味でしたがあと一本が出ず、7回を終えた時点で0対0で特別ルールへ。特別ルールとは、ノーアウト満塁から攻撃をするというものです。先行の弥富中は得点を奪えず、絶対絶命のピンチ。しかし、相手のランナーを刺すなど落ち着いたプレーで無得点に抑えます。特別ルールでも決着がつかない時は抽選だそうです。9人がそれぞれ封筒を引き、その中に「◯」が付いているものの数で勝敗を決めます。審判の声に耳を澄ませました。
「6対3」
その瞬間、弥富中の子の腕が高々と挙がりました!
 
そんな勝利から一夜明けた今日は、会場を刈谷球場に移しての準々決勝です。相手は藤岡クラブ。今年、多くの制約を受けている部活動とは違うクラブチームです。
相手は二人のピッチャーを擁する好チーム。しかし、弥富中も3人のタイプの違うピッチャーをつないで勝ち上がり、投手力では引けを取りません。行き詰まる投手戦は、またも特別ルールへ。
今日は弥富中は後攻です。昨日と同じように塁上のランナーを刺し得点を与えませんでした。そして、弥富中の攻撃。フライが二つ続き、誰もが「また抽選か」と頭をよぎったその時、8番バッターの蒔田くんのバットがボールを捕えました!そして、そのボールはレフトが必死に伸ばしたグラブの上を越えました!サヨナラヒット!サードランナーが踊るようにホームベースを踏み、ベンチから仲間が総出で蒔田くんを迎えます。
多くの制約の中で、一人一人が意識を高くもって練習に臨み、相手に一点も与えることなく守りきった勝利です。そして、昨日に続いての全員野球での勝利でした。
スタンドで応援をしてくださった方々が一人もいなくなり、スコアボートのチーム表示も消えたても、チームみんなが手分けして、グランド整備やベンチの掃きそうじをしていた弥富中野球部の子たち。最後にベンチ前に整列し、
「ありがとうございました!」
 
来週、準決勝、そして決勝戦に臨みます。

学校保健委員会(2月15日)

 

「最近、にきびができちゃって…」
「冬になると肌がかさかさで」
これは大人の人たちの会話ではなく、子どもたちの声です。実は、中学生にとって「肌」はとても気になるもののようです。しかも、それは女の子だけではなく男の子も。
 
そんな生徒の声があり、今年2回目の学校保健委員会は、「知って得する お肌に関する豆知識」というテーマで行いました。講師は学校医でもある高村真一医師です。
今日を迎える前に、保健委員会の取り組みは始まっていました。先月の朝礼後に呼びかけたり、アンケートをとったり、自分たちでテーマを決めて調べ学習をしたりしていました。中学生の肌の悩み、トップ3はなんだと思いますか。
1位 乾燥肌
2位 にきび
3位 日焼け
です。特に乾燥肌で悩んでいる子はダントツだったそうです。そんな取組を紹介した後、いくつか質問もしました。
「肌の乾燥を防ぐにはどうしたらいいんですか?」
高村先生は、
「エアコンで乾燥したり、手を洗いすぎて手の脂分が取れてしまうことが原因なので、手を洗うたびに保湿剤を塗るといいですよ。今はスプレーもあります」
と、優しい口調で教えてくださいました。
にきびについての質問には、つぶしたり圧迫してして出すのはだめで、病院へ行くことを勧められました。今は、保険が適用される薬もあるそうです。
PTAの健康委員の方からも手が挙がり、親としても心配している様子がうかがえました。
 この学校保健委員会は、生徒の代表として保健委員が、保護者の代表としてPTA健康委員が、先生の代表として養護教諭や学年主任等が出席しています。今日学んだことを、それぞれの仲間に伝えていくことが明日からの務めです。
 
会が終わった後も、個人的に質問する子もあり、まさに子どもたちの実態に即した有意義な会になりました。

3年間のベストを尽くして(2月14日)

1、2年生は学年末テスト2日目を迎えました。そして、今日はそこに3年生の卒業テストが加わりました。学年末テストは7教科、卒業テストは5教科ですので、このような日程のずれが生まれています。
3年生にとっては、これが最後の定期テスト。約3分の2がこれからまだ公立高校の入試を控えていることもあり、例年、この卒業テストはその公立高校の入試を想定したものにしてあります。まさに、本番さながら、といった状況です。
担任もそれを子どもたちに意識させるために、声をかけています。あるクラスでは、黒板に「最後まで、3年間のペストを尽くす」と書かれていました。そうです。この日まで積み重ねてきたものをこの時間に凝縮させる、まさにそんなふうに臨んでいました。
 
3時間のテストを終えた子どもたちを優しく迎えたのは給食です。今日は3年生のリクエスト第1位の「あげパン」でした。その名のとおり、運気も上がりますように!

もうひとつの緊張感(2月13日)

1・2年生が学年末テストに向き合っている頃、1階の3年生の教室では、それと同じような緊張感が漂っていました。
その緊張感の正体は「願書」です。大きなA3版のものに赤いラインが入っているのが特徴的な公立高校の入学願書です。ほぼ同じ記入欄が右と左の並んでいます。Aグループ、Bグループからそれぞれ1校ずつ受検することができます。1校しか受けない子は、右側に大きく斜線が引いてあります。すでに家で下書きを済ませていて、それを担任が一字一字確認をしたものを清書していました。一文字書くごとに、
「ふーっ」
と大きく息を吐き、ペンを持つ手を二度三度振ります。自分の進路を決める大切な書類です。緊張するのも無理はありません。でも、こうしたステップが夢の実現に欠かせないのだと思います。