今年最後の定期テスト「学年末テスト」が始まりました。文字通り、今年一年のまとめのテストです。日々の授業でどれだけ学んだか、家庭学習でそれをどこまで定着させたか、が問われるテストです。
そんな意味をもつテストですから、もちろん取り組む姿勢も真剣です。5月に、初めて中学校の定期テストに戸惑っていた1年生も、もうすっかり“中学生”らしく問題を解いていました。
2年生は今、進路学習に取り組んでいます。進路選択の真っ只中にいる3年生の姿を、1年後の自分と重ね合わせている子もいることでしょう。
学年末テスト(2月13日)
通り過ぎたあとも(2月12日)
愛知県、そして海部地区の「部活動ガイドライン」に沿って、今、朝の部活動は行っていません。ですから、3年生も含めた3つの学年が同じ時間帯に登校してきます。
そこで、気になるのが道いっぱいに広がっての自転車走行です。特に学校に近づくにつれてその人数も増えてくるので、「車道寄りを一列」を守らないと多くの方々に迷惑をかけることになります。
いろいろな場で話をしたり指導したりしていることもあり、以前と比べるとかなり改善されてきたように思います。まっすぐな気持ちのよい一列を見ることが多くなりました。しかし、それは前方に学校の先生の姿を見つけたから、というのが大きな理由になっています。その証拠に、そこを通り過ぎると、横に広がることがしばしばあります。
今朝、いつものように、
「おはようございます!」
と一列に並んで通過する子たちに声をかけました。子どもたちは横断歩道を渡り、学校へと向かっていきます。そんな後姿を見ながら、「横に広がっちゃうのかな」と思っていると、写真のように、そのままずっと一列をキープしているではありませんか!
「見られているから」ではなく、「ルールだから」「他の人の迷惑になるから」という意識が少しずつ生まれてきたのかと、その後姿を見つめながら思いました。
PTA委員会(2月9日)
会を重ねて、第5回目のPTA委員会が行われました。今年度最後の会ということで、さまざまな活動の報告にあわせて総括も行いました。詳細は、来年度のPTA総会に盛り込まれますのでここでの紹介は控えますが、5つの委員会の委員長さん皆さんが、
「最初はとても不安でしたが、振り返ってみるとよかったと思います」
「皆さんの協力のおかげでここまでくることができました」
とおっしゃってみえました。
学校は大切なお子さんをおあずかりしていますが、学校だけでできることには限界があります。保護者、ご家庭とともに同じ方向へ向かうことで子どもたちにとってプラスになることが多く生み出せます。まさに、そんな一年でした。ありがとうございました。
来年度のPTA総会は4月19日(金)です。ご予定をお願いします。
珠玉の一冊(2月8日)
「新たなステージへ進む先輩たちへ」
という見出しが、図書室の入口に掲げられました。サブタイトルとして、「文化委員が贈る珠玉の一冊」とあります。
昨日まで、私立高校・専修学校の一般入試が3日間にわたり行われ、3年生の多くがそれに臨みました。今日は久しぶりにみんなが顔を合わせ、
「どうだった?」
「難しかったー!」
と言葉を交わしていました。
そんな受験真っ只中の3年生に、文化委員会がこんな取組をしてくれました。本のあらすじとともに3年生へのメッセージも添えられています。ひとつ紹介します。
『告白予行練習』(藤谷燈子 著)
桜丘高校3年の夏樹は幼なじみの優に片思い中。しかし大事な告白の時、優を告白の練習相手ということにしてしまう。そんな中、恋のライバル登場!さらに夏樹も友達の美桜、あかりと想いがこじれて…。夏樹は告白の本番を迎えることができるのか?!ぜひ読んでみてください。
進路を考える大事な時期で、受験勉強におわれて大変だと思います。しかし、あと少しです!この本のような高校生活を迎えられるようがんばってください!
創作(2月7日)
日本は、中国という四大文明発祥の地の近くに位置し、そこで生み出されたものを吸収しながら発展してきました。また、江戸時代の鎖国政策により海外から大きく取り残されたり、第2次世界大戦で敗戦したりして、「まず世界に追いつこう」という道を歩んできました。それゆえに、日本は他の国のものを取り入れ、真似ることを得意とし、ここまで来たように思います。
しかし、一方で「創造性に欠ける」とも言われています。
今や日本は世界をリードする立場にいます。そこで求められるのは、自ら創り出すことです。具体的な物であったり、社会の仕組みだったり、考え方だったりを「ゼロ」から生み出す力が必要とされています。子どもたちの日々の学習にもそれが少しずつ取り入れられています。
堅い話になってしまいましたが、今日、1年生の授業でそれを感じることができました。
美術では、木片からバターナイフを創り出していました。もちろん、デザインは一人一人違います。機能を重視する子もいれば、デザインに工夫を凝らす子もいます。
体育では、「戦い」をテーマにダンスを創作していました。大きな動作で表情豊かに踊る姿は、とても輝いていました。
そんな子どもたちを見ていると、この先の日本、世界が明るく広がっているように感じました。

