ご覧になられた方も多いと思いますが、今日の新聞(朝刊)に「愛知県教職員定期人事異動」が発表されました。
私たち教職員は、年度末に定期人事異動があり、人の入れ替わりがあります。本校からも何人かが学校をかわることとなりました。以前は、4月に「離任式」という機会があり、そこで子どもたちに直接、かわることになったことやお世話になったお礼などをすることができましたが、今はそれもなくなりましたので、この場を借りて、これまでのご支援やご協力に対し、深くお礼申し上げます。ありがとうございました。
また一方では、新しく弥富中学校においでいただく先生もいます。学校が変わればさまざまな面で戸惑うことが多く、それゆえにご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、今までと変わらない思いで迎えていただければと思います。子どもに対する思いは不変ですから。
正式には後日、書面にてお知らせをさせていただきます。
行く人去る人(3月30日)
マイカップ(3月28日)
連日、吹奏楽部の活躍をお伝えしていますが、他の部も、まとまって時間がとれるこの春休みはしっかり練習ができる期間なのでそれぞれがんばっています。
そんな中、今日、注目を集めていたのはこんな素敵なマグカップです。職員室に置いてあったこれを見た多くの先生たちが、
「これ、ステキ」
「かわいいね、どうしたの?」
と立ち止まっています。実はこれらのマグカップは美術部の子たちの作品です。カップを作るところからするとよいのですが、それはさすがに時間も技術も要しますので、まずは既成のマグカップを自分でデザインすることに挑戦しました。使ったのは「釉薬シール」というものです。これは陶器の絵付けに用いる釉薬をシールにしたもので、それを自分でカットして貼るという手軽なものです。細かな作業にはなりますが、自信のない子でもうまく色をつけることができ、ご覧のようにまるで街の雑貨屋さんに並んでいるようなマグカップが作れます。
これを電気釜で焼き、できあがるのが、今から楽しみです!
全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト(3月27日)
出番まで入念に練習をする後ろ姿には、近寄るのもはばかられるものがありました。それだけ集中していました。
時間はどんどん過ぎていきます。新田くんの演奏順は中学生の部の最後。それだけでも大きなプレッシャーです。そして、いよいよ演奏。会場は静まり、観客は彼の奏でる「プリズム〜ソロ・マリンバのための〜」の音色にどんどん引き込まれていき息を呑みます。そして、それが終わり、その視線を鍵盤から観客の方へ向けると、
「すごい…」
という声が聞こえ、万雷の拍手が!それに深々と頭を下げステージを降りました。
結果発表。
「1位、文部科学大臣賞。愛知県弥富市立弥富中学校、新田吏央さん」
全国大会での1位です!ようやく、新田くんの表情が和らぎました。富山での経験を短時間にうまく修正し、気持ちも切り替えて演奏できました。表彰式を終えた新田くんの周りにはともに競い合った全国の仲間が自然と集まり、
「また、今度の大会で!」
と、次の再会、互いの健闘を誓い合う姿がありました。その笑顔はごくごく普通の中学1年生の顔でした。
中部日本個人・重奏コンテスト本大会(3月25日)
でも、やはり本大会ということで、二人は朝から緊張気味…。なにやら落ち着かない様子です。そこでその緊張をほぐすために登場したのが、バナナです。バナナには、安眠効果や緊張克服効果のあるセトロニンが多く含まれているそうです。そして、それに加えさらに二人の緊張をほぐしてくれたのが、遠い富山まで来てくれた友達と吹奏楽部の仲間からのビデオメッセージです!いつも一緒に練習している仲間からの励ましは、何よりも力になったことでしょう。
ステージに上がった二人は落ち着いて演奏をし、大きな拍手を浴びました。結果は、新田くんが「金賞」。水谷さんが「銀賞」という素晴らしいものでした。しかし、二人の表情は今ひとつです。新田くんは、いつもの彼らしくないミスがあったようです。水谷さんはしっかり演奏できた手応えはあったものの、それが銀賞という結果だったことに、全国レベルとの差を感じたようです。二人はここで満足するのではなく、さらに上を見ていたのです。
富山の地は、仲間の温かさと次への課題を教えてくれました。あ、そして、バナナの効果も!ちなみに三枚目の写真で、水谷さんの演奏の伴奏を務めてくれた横井さん(中央)が頭に載せているのが、そのバナナです。
修了式(3月24日)
例年は弱まる北風が今日も強く吹いていました。しかし、日差しは確実に春の暖かさを運んでくれています。そんな今日、一年間最後となる「修了式」を行いました。“いつもと変わらぬ”と言ってしまえばそれまでですが、その変わらぬしっかりとした態度・姿勢で式に臨んだ1、2年生の子たち。今年一年でやり遂げた数々のことが自信と成長へとつながり、4月に比べると大きくも頼もしくも感じました。
修了式校長式辞
きっと4月にはしっかりとした「上級生」として新1年生を迎えてくれると思います。それが予感できた式でした。
そして、その予感が確信に変わったことがもう一つ。教室の黒板に子どもたちの「ありがとうメッセージ」が。もちろん担任の先生の指示ではありません。自分たちで考え、自分たちの思いを自分たちの方法で伝えることができる子どもたちを誇りに思います。
こうして、弥富中学校の平成28年度は、温かな余韻を残しながら最終日となりました。これまでのご家庭や地域の方々のご支援・ご協力に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
(春休み中のホームページ更新は随時とさせていただきます)